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The Backyard - WizardWithDatabaseExplorer Diff

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! データベースエクスプローラを利用するウィザードの作成

NetBeans5のデータベースエクスプローラを利用するウィザードを作成してみましょう。

!!プロジェクトの作成

最初にプロジェクトの種類を設定します。

ここではウィザード単独のプロジェクトを作るため、''Net Beans Plugin Modules''カテゴリーの''Moudle Project''を選択します。

[[プロジェクトの種類の決定|http://arton.no-ip.info/data/nb5/nb2-module.png]]

次にプロジェクト名とディレクトリを入力します。

''Add to Module Suite''は、あらかじめNetBeansへ組み込むモジュールをまとめるための''Module Suite Project''が用意してある場合に選択できます。

[[プロジェクト名と位置の決定|http://arton.no-ip.info/data/nb5/nb2-module2.png]]

次にパッケージ名を決定します。

[[プロジェクト名と位置の決定|http://arton.no-ip.info/data/nb5/nb2-module3.png]]

以上でプロジェクトの作成が完了しました。

!!データベースエクスプローラの取り込み

次に、データベースエクスプローラをプログラムから利用できるように依存ライブラリ設定を行います。

最初にプロジェクトを右クリックしてコンテキストメニューから''Properties...''を選択します。

[[プロジェクト名と位置の決定|http://arton.no-ip.info/data/nb5/nb2-projprop.png]]

表示された''Project Properties''ダイアログの''Libararies''を選択しましょう。
デフォルトではユーティリティとダイアログの2つのモジュールが登録されています。
ここにデータベースエクスプローラを登録することになります。

それでは''Add...''をクリックしてください。

""図は省略

''Add Module Dependency''ダイアログ

''Filter''にモジュールを特定するキーワードを入力します。ここではデータベースエクスプローラということから''jdbc''と入れて見ましょう。モジュールの説明文にJDBCを含むモジュールが3つほどリストアップされているのが確認できます。

ここでは、''Database Explorer''を選択して、''OK''をクリックしてください。

[[Database Explorerモジュール|http://arton.no-ip.info/data/nb5/nb2-addmod.png]]

''Module Dependencies''に''Database Explorer''が登録されたのが確認できます。

[[プロジェクト名と位置の決定|http://arton.no-ip.info/data/nb5/nb2-projprop2.png]]


!!ウィザードのウィザードを実行

ウィザードはそれほど頻繁に開発されるものではないので、独立したメニュー項目にはなっていません。''File/Folder...''をクリックします。

[[その他のファイルの作成|http://arton.no-ip.info/data/nb5/nb2-filefolder.png]]

表示された''New File''ダイアログのカテゴリーから''NetBeans Module''を選択し、''Wizard''を選択し、''Next''をクリックします。

[[ウィザードの選択|http://arton.no-ip.info/data/nb5/nb2-wiz.png]]

''Registration Type''のラジオボタンを''New File''に設定します。これにより、新規ファイル作成時にウィザードを実行することができます。

次に''Number of Wizard Panels''に4を設定します。

なお、4というパネル数は

*データベース接続
*テーブルの選択
*カラム情報のカスタマイズ
*その他の生成情報入力

を想定しています。

[[ウィザードの選択|http://arton.no-ip.info/data/nb5/nb2-wiz2.png]]

最後にクラス名やパッケージ名などを設定し、''Finish''をクリックします。

''Class Name Prefix''(クラス名の前置部)には、すべてのウィザードのパネルやコントローラクラスに前置される共通部分を設定します。

''Display Name''には、ウィザードのタイプとして表示される名前を指定します。

''Category''は、新規ファイルのどのカテゴリかを指定します。

[[ウィザードの選択|http://arton.no-ip.info/data/nb5/nb2-wiz3.png]]

!!生成されたソースファイル

ウィザード用に生成されるファイルは、次の3種類です。なお、[prefix]はウィザード用ウィザードで入力したクラス名の前置部が、[page]には1からの連番が入ります。

:[prefix]VisualPanel[page].java:jPanelで、ウィザードのタブに表示されるGUI部品そのものです。ウィザードの1つのパネルのビューとして機能します。
:[prefix]WizardPanel[page].java:ウィザードパネルのモデルに相当します。ビューへ問い合わせて設定の読み書きや次パネルへの移動の可否などを判定します。
:[prefix]WizardIterator.java:パネルを制御するWizardDescriptor(実行情報を保持するコンテキストデータ)の生成を行います。
:entity.html:ウィザードの説明文を記述するファイルです。

[[生成されたコード|http://arton.no-ip.info/data/nb5/nb2-genfiles.png]]

!!実装の開始

最初に接続用パネルを実装しましょう。(ImplementsConnectionPanel(ImplementConnectionPanelへ続く)