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昔、プログラミングはひじょーに、コストが、時間的にも人的にもかかった。思い出してみれば、コーディングシートと呼ばれる80桁の紙に、延々とプログラムを鉛筆で書いていくこと約3〜10日、パンチ屋さんに渡して3〜7日、カードの山を受け取って1時間くらいかけてマシンに入力して、コンパイルしたりなんなりして、プリンタのキューに入って長いときには3日以上経過してやっとプリントが出てきて、そこからパンチミスによるコンパイルエラー(ようするに文法エラーになるから)を拾い出して、30行くらいなら自分でカードを打つが、それを越えたら、またシートに書いて、パンチ屋さんに出して……
このフェーズ(物理的と言っていいのかな? な実装フェーズ)は、抽象的な記述で済む定義−仕様−設計フェーズより、現実的に時間が必要だ。したがって、ここの時間を短縮するためには、設計フェーズが重要となる。紙上の設計を紙上のプログラムに忠実に再現していかなければ、効率が悪くなるからだ。イテレーションなんて考えられない。
この作業は、現在なら1日もかからない。
しかも、ほとんど1発作業の当時と異なり、編集−コンパイル−実行 サイクルのイテレーションは幾らでもやれる。
さらに重要なことは、設計自体にはデザインパターンのような型が、実装にはイディオムのような型が、存在するということだ。イディオムは言語の固定が重要だが。
このことは、設計というフェーズの不要化を意味している。
仕様をもとに、デザインパターンを適用して、実装をその場で行っていくことができるからだ。
時々、思うのだが、この時代を知っている人間で、僕のように現役でプログラムもがしがし書く人ってどの程度いるんだろうか? (僕の経験が他の企業より10年遅れた場所にあるから、+10しないとだめだろうけど。カードを打ってる横で、VTAMでやっつけてるのを見て羨ましかったりしたわけだし)
作業内容の変化は、プロセスの変化にならなければおかしいじゃん。
というわけで、プロセスの変化をどんどん進めて、そろそろ現実に追いついてきたようだな、と感じる、今日この頃だが、習慣というのを変えさせることは非常に大変だったり。しかし、人はやすきに流れるから、だいじょうぶだろう。
不正アクセスというのは、不正アクセス行為の禁止等に関する法律の第3条の2だよ。オープンソースじゃないけど、オレ様不正アクセス定義でISPに電話で話している記述を見た瞬間に気分が悪くなったのでAC。
この点に関しては肩が触れただけで、暴行を振るいやがってと脅す絵の中のお兄さん(暴行のオレ様定義)と変わらない。なんとなくというコンセプトを愚弄されたように感じたんだろうとは思うが。それは、オレ様臭を漂わせているお兄さんにわざわざ肩を触れたという行動に、オレ様への挑戦と感じて暴れるお兄さんと同じだな。言葉の使い方に関しては。
が問題なのは、それが広く使われることで、開き直りに利用可能になってしまうことだ。って言うか、TBCとかも最初は不正アクセスという呪文を唱えてたが(しっかり設定ミスが疑われているとも書かれてしまっているので相当良心的な記事だが、一般紙はどうかな?)。
/universal_readable/
おっ、ディレクトリ丸見えじゃん。
/universal_readable/customers.xsl
なんだこのファイルは?
……
「弊社のWebサーバーに何者かが不正アクセスを行ったため……」違う。
あとは、インフレ効果だろうな。なんでもオレ様不正アクセスで済むんだったら、そりゃ楽だろう。しかも同情されたりして。
ジェズイットを見習えで検索かけて来た人は、何を探していたんだろうか? って言うか、出典は出せるけどね。
ジェズイットを見習え |
って言うか、ソーシャルの基本だろ。いや、オレはそれがイヤなの。