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日々の破片

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著作一覧

2013-05-03

_ ベルトルッチの孤独な天使たち

ベルトルッチ10年ぶりの新作を観にシネスィッチ銀座。いつの間にか全席指定になっている。

黒地に白と赤でクレジットが次々と。ヌーベルバーグ(というか1960年前半のゴダール)っぽいなぁ。

クソ生意気そうで吹き出物だかソバカスだかと薄らと髭の髪の毛もしゃもしゃの青年が目つき悪く出てくる。14歳だという(青年じゃなくて少年だ)。あー、14歳か。カウンセラーと会話。~は普通だ。普通ってなんだ? 普通だ。みたいな、会話。あー、14歳っぽい。表に出てヘッドフォンをつけて歩き出す。

キュアのボーイズドントクライを聴いている。レストランでの母親との会話。母親、怒れよ。

Boys Don't Cry(Cure)

学校で教師が集金についての注意を言っている。それにしても、イタリアの教室ってちゃんと年齢別になっているとしたら、同じ14歳でもやたらと見た目に幅があるなぁと驚きながら観ていると、主人公は茶封筒をしばらく眺めて、中を抜出して、捨ててしまう。反抗期そのものじゃん。

で、クラスが終わるとみんな小グループに固まるのだが、ヘッドフォンをして一人廊下へ出て(この曲は知らないが、やはり1980年代っぽい)窓際で寄りかかっている。女の子が、「葉っぱやりにいかない?」とか誘ってくれるが無視。

なんか、いたたまれなくなってくるが、幸いおれは遥かに年を食っているので平然と見続ける。

と、実にイタイ映画だった。70の爺さん(=ベルトルッチ)が、ほぼおれと同世代の作家(60年代生まれ)の小説を映画化しているわけだが。

孤独な天使たち(ニッコロ・アンマニーティ/中山 エツコ)

(10代だったら読むかも知れないが、まあ読まない。と思ったがベルトルッチは70代の時に病床で読んだらしいから、顰に倣えば数10年後に読んでも良いかも)

上から両親が見下ろし、自己愛の塊だから充足しているんだ、というような評を下さす夢を見る。

スキー教室(学校で集めていたお金の正体)に行くふりをして(車中で母親と大喧嘩する。「おれはここで降りる」「だめよ」(もちろん、逃げるためだが、)「母親が送ってくれる間抜けはおれ一人だよ!」……で、一応ふりだけは集合場所へ行くが、確かに、みんな歩いてくる。まあ、そういう家庭なのだろう。

アパルトメントの地下室に道具や食料(学校の帰りにおそらく教師に出さずに着服した金で、コーラだのを7つずつ買い込んだもの)を運び込み、古びたベッドを引っ張り出してヘッドフォンで音楽を聴く。

はて、この調子で7日間を描くのか? と不思議になる。

アリを飼っている。

突然、若い女性が入って来る。20代に見えるけど、この調子だと10代後半なんだろうなぁ。

異父姉だということがわかる。どうも、父親が手をつけた田舎の靴やの娘との子供らしい。

かくして、残り6日間の共同生活が始まる。姉はヘロイン中毒から抜けるための隔離場所を探していて荷物を取りに来たのだ。ロレンツォは姉の荷物から本を見つけて読み始める。バンパイアものっぽい(うはー)。結局行くあてがなくここで暮らすことになる。

後は、ほぼ地下室の暮らしにあてられる。途中、睡眠薬を入手するために、祖母が入院している病院への旅へ出る。夜中に目を覚ました祖母との会話。この祖母の役者が実に良い。

最後、晴れ晴れとした顔で家へ戻るところでストップモーション。どこかで折り合いをつける必要があるということは学んだのだろう。

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中二病に、日本とイタリアの国境がないことがよーくわかる映画だったが、そんなことよりも、ベルトルッチの映画のうまさが抜群で、ほとんど動きの無い映画で、(狭いし)アップが多用されるのだが、まったく気にならない。実に映画の時間がきれいに流れる。したがって、まったく退屈もしない。

最後の夜、姉がデビッドボウイのスペースオディティのイタリア語版(ただし、歌詞が全く異なるので、もしかすると映画用に吹き替え直したのもかもしれない? 予告編には「ロンリーボーイ、ロンリーガール」と出ているけど、なんのことだ?)にのせて、ゆったりとしたダンスを踊るところが、まさにベルトルッチの映画の美しさ。というか、かってのドミニクサンダの役回りっぽい画なのだが、はるかに美しいのは静かだからかなぁ?


2013-05-04

_ Nexus7を4.2.2へ手動でアップデート

ジャストシステムの通販のDMで、Nexus7のリファービッシュ品(なんだかわからないけど、再生整備品のことだ)が会員限定のセールと出ていたので見に行ったら、22380円で全然安くない。人をバカにしているのか? と思ったが、ポイントが2200で即納となっているので、ジャストでまた買うならポイントが使えるのでGoogleから買うのと同じような値段だ。元々ポイントが妙に溜まっていたので、それを使えば払う現金は全然少ないことがわかったので、まあ7インチタブレットも欲しいなぁと思って購入したのが3月のことだ(秋葉原では16000円くらいで同じリハビッシュ品が出回っているらしい)。

・10インチタブレットつまりiPadはPDFの技術書読むのには良いが、辞書にはちっとでかい(少なくとも持ち運びたくはないね)。

・4インチ(つまりスマフォ)はいつでも持ち運べるが辞書が結構辛い。というか、辞書アプリケーションはなぜ拡大をサポートしないのかなぁ。

ということは間のサイズ、つまり7インチも欲しいな(持ち運び辞書用)と考えていたからだ。

ところが、買ってみたものの、いきなりAndroidのアップデートが走って、再起動すると、緑のロボットが壊れた絵が出てしまう。(かってのMacの爆弾のノリですな)

赤い!を腹から絞り出す緑のロボット

元のバージョンが4.1.1なので一息にバージョンアップできないのかなぁと考えながらいろいろ検索してみて、もしかすると再生品だから、なんかのファイルが壊れているか入れ替わっていてハッシュが合わない(というような原因で失敗することがあるらしい)とかか? と、とりあえずサポートへ送り返してみた。(この時点で自分でアップデートすることは考えたが面倒なので嫌だったのだ)

で、結局、交換してもらったが同じじゃん。やっぱりロボットが死んだ絵になる。

で、連休だからあきらめて自分でアップデートした。が、参考にしたサイトがどれも帯に短しみたいな記述だったので、以下に手順をメモしておく。

1) PCへAndroid SDKをインストールする。単なるzipなので、ユーザーディレクトリ\AppDataへ展開した。Eclipseが入ってきてうんざりしたがそれは余談。

2) Android SDK Managerを起動する。Extrasを選択して「Google USB Driver」をチェックしてインストールする。

3) Nexus7をUSBでPCへ接続する。(設定の開発タブでUSBデバッグをチェックするのだが、デフォルトでチェックされていた)

4) PCのデバイスマネージャでNexus7が?になっているのを確認する。

5) ドライバの更新を選択し、PC内を探すで、Android SDKのSDK\Extras\Google\usb_driverを選択する。USBドライバーがインストールされる。

6) デバイスマネージャの?が消える。

7) Nexus Devicesからイメージをダウンロードする。この場合は、"nakasi" for Nexus 7(Wi-Fi)の4.2.2を選択する。

8) bz2をtarにほどき、さらにtarを展開する。

9) 上記のtarを展開したディレクトリでコマンドプロンプトを開く。

10) Android SDKのSDK\platform-toolsへPATHを通す(set PATH=c:\users\..\SDK\platform-tools;%PATH%)。

11) Nexus7の電源をオフする。電源ボタンとヴォリュームダウンボタンを同時に押してブートローダへ入る。

12) PCのコマンドプロンプトで、flash-allを実行する。

13) 完了。

*) 実は間違えて、"nakasig" for Nexus7 (Mobile)をダウンロードしてしまったのだが、flash-allが、「Device product is 'grouper'. Update requires 'tilapia'.」と文句を垂れて中断するので気付いた。妙なものを無理やり焼いて死んでしまうことはないように考慮されていて助かった。

で、3月に持ち運びの便を考えて、安いケースを購入しておいたのを付けたが、実に微妙でしびれる。

i-Beans【全6色】Google Nexus 7用 PUレザーケース ブラック スタンド機能付 PU Leather Case for Google Nexus 7 (7687-6)

質感は悪くないし、スタンドっぽいのも良いのだが、カバーをぺったり裏に回していると、スリープロックを解除してもすぐにロックが戻ってしまう。最初、アップデートに失敗していてNexus7が壊れたのかと青くなったが、カバーをずらすとアンロックできることがわかった。不思議なのは一度アンロックすると、カバーを裏に回しても問題ないことだ。マグネットの位置が実に微妙なところにあるとしか思えない。が、まあ、アンロックにさえ気を付ければ問題ないのであきらめる。

ASUS Nexus7 (2012) TABLET / ブラック ( Android / 7inch / Tegra 3 / 1G / 16G / BT3 )

(Amazonでも19800円ではなく微妙に高い価格になっているのだが、Playで買うのと何が違うのかなぁ)


2013-05-05

_ ハッシュパピー

シネマライズでハッシュパピー。

予想以上におもしろかった。

予告編を観ると、南太平洋あたりの父が見守る娘の成長物語(割と素朴)のように見えたが(そして、ある面それを期待して行ったのだが)、娘の成長物語なのは正しいとしても、まったく意表を突かれる魔術的リアリズム映画だった。

ただ、魔術の導入がうまいなぁと思うのは、視線が常に娘(役者が6歳らしいので、それと同世代として、幼稚園の年長くらいということだ)にあり、そしてそれは実際に子供と話すとわかるのだが、子供の物語る日常はどんどん尾ひれがついて膨らんで、針小棒大、どこまでホラを吹いているのかどこまで本気なのだかわからない世界になるのだが、それを見事に脚本化、映画化していることだ。そこにほとんど不自然さがなくつながっているので、いかんなく魔術が繰り広げられる。それにしてもサンダンススクールは(そつがないと言えばそつがなく、破綻がないといえば小粒というように悪くも言えるのだが)良い作家を生み出しているものだ。

というわけで、あまり深く筋道を考えずに、ありのままに映画を受け入れて観るのがあるべき鑑賞態度なのだろうが、そうは言ってもおもしろい。

雨が降れば教師(教師なのか魔術的医師なのかさっぱりわからないが、病名をみて薬を調合しているその薬が訳がわからないものなのは、子供視点ならばそう不思議ではなく)から聞かされた南極の氷が解ける話と結びついて集落大崩壊となり、教師から聞かされたかって地上に存在した大いなる獣は子供を食べにやって来るし、父親から聞かされた母親とワニのエピソード(ここのシーンはおもしろい)が母親探しの旅に結合する。

それにしても、映画館に入ると、百年の孤独のポスターがいきなり目に入り、舞台ではただのウェディングケーキの土台に過ぎないにしても、想像ではバベルの塔だというのがやたらと印象に残り、まさかそれと結合する内容となるとは想像もしなかった。

しかも、映画が終わって、タワーレコードへ行くと、そこでは田園に死すの予告編が繰り広げられていた。なんと世の中は魔術に満ち溢れていることか。

田園に死す [HDニューマスター版] [DVD]

_ そして魔術は続く

タワーレコードを眺めた後にイタ飯を食って、ハチ公バスに乗ろうと待っていると、母娘(4歳くらいか)とオーストラリアから来た白人老夫婦が後ろに並ぶ。何気なく話を聞いていると、そこへは不在の父親の父母らしい。

バスの中で娘がはしゃぎまくって大声でしゃべりまくるので、うるせぇなぁと思っているのだが、しかし話がおもしろい。

向うから赤いバスが来ると、赤いバスに乗りたいなぁ乗りたいなぁと連呼しているうちに、家に帰るにはそれは無理とはっと気づくとか、なんか見るものが楽しくてしょうがなくて黙っていはいられない(その原因が祖父母がやって来ているということにあるらしい)というのがありありとわかるので、うるさいのだが、まだ物語が続いているものとみなせばむしろおもしろい。

というか、不思議になるのは、同じように騒いでいても単にうるさいだけという状況も多いわけで、何が違うのか。

時々、母親が静かにしなさいと注意する。その瞬間によってはなぜだと聞いたり、すぐさま黙ったりするのだが、何かちょっとしたトリガーでまたしゃべりだす。すごい大声で。しかし、おもしろいのは、そこでしゃべる内容にストーリーがあるからのようだ。

そこで、以前、地下鉄で遭遇したうるさい子供を思い出す。

電車のアナウンスが入る。次は白山。

母親がここで降りるのだと告げると、大声で、「次は白山、次は白山、ここで降りるよ。でも、お家は稲毛」。

このセリフがおもしろかったので印象に残っているのだが、そんな感じだ(だが、セリフはすべて忘れた)。


2013-05-06

_ すごい本をもらった

アスキーのすずきさんから、角さんと高木さんが訳したプログラマの考え方がおもしろいほど身につく本をもらったので、連休最後だし、茶色(アスキーのシリーズは、茶-緑-青と難易度が上がる)だし、読んでみるかとぱらぱら読み始めて、びびった。

プログラマの考え方がおもしろいほど身につく本 問題解決能力を鍛えよう!(V.Anton Spraul/角征典/高木正弘)

この本は、実に良い点を突いている。というか、おれは突かれてびびったのだった。

副題は「問題解決能力を鍛えよう!」となっているが、この本の主題は、ある問題をプログラムで解決すべきときに、どのようにそれをプログラムとして考える(設計する)かの方法を説明したものだ。

一番最初の問題は、「狐とガチョウとトウモロコシ」、次にスライドパズル(15パズル)、数独、Quarrasiロック(回転錠)と続いて、どのように解くかを解説する。まだプログラムとはならない。

ここで一般的な解法のパターンを挙げて、

・問題の言いかえ (一般化=抽象化のためのステップだ)

・問題の分割

・簡単なことから始める

・問題を簡略化する

・類似点を探す

・実験する

・落ち着いて

と指針を示す。

これはなんか、すごくうまい方法に見える。少なくとも、「プログラミングの考え方=作成方法」としては、いきなりHello Worldを出力するより良い。

で、パズルの解き方へ進む。ここでは出力、入力、状態管理を扱い(もちろんパズルの例で)C++の(おさらいという名目の)チュートリアルとなる。

使っている言語はC++だが、STLのコレクション利用レベルなので、常識の範囲で誰でも(この本を読もうとする人なら)問題なく読めると思う。

そして3章以降が本題で、配列、ポインタ(と動的なデータ生成)、クラス、再帰(どうでも良いが、「再帰大作戦」という節題が角さんっぽいが、見たことあるのだろうか。ジャケットを出せ)、コード再利用(ちょっと毛色が変わったように見えるが、プログラムの実装設計戦略という意味ではつながっている)、で、ずるをする方法などの教えの章でおしまい。

(言語仕様の知識レベルで解ける)FizzBuzzは余裕でも、某社の採用試験は迷路の最短経路探索プログラムみたいなのになると、とたんに実装の前にアルゴリズムで手が止まってしまうおれのような人間には、良い本だと思う。(いわゆる文系プログラマとカテゴライズされる人は、とにかく読んでおくと良いと思う)

_

今、書影を見て気づいたが、表紙がかわいいので買うつもりになったのに、なんとなく忘れていたオライリーの本じゃん。

Think Like a Programmer: An Introduction to Creative Problem Solving(V. Anton Spraul)

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

_ 鈴木嘉平 [書評、どうもありがとうございます。 オライリーではなくて、No Starch Pressの本ですね。]

_ arton [No Starch Pressって、オライリーのブランドだと思ってました(というのは、FBで流しているオライリーの広..]

_ arton [というか、この本の版権取得と翻訳までの速度(上の広告の時期から考えるに)、ありがとうございます。日本語で軽く読めるの..]


2013-05-07

_ WinMIrb

Windows Store Appとしてmruby版のirb(mirb)を構成してみました。

ARM版も用意したので、Windows 8だけでなくSurface RTなどのWindows RTデバイスでも実行できます。

もっとも、mirbのコンソールをXAMLに置き換えただけなので、できることは、揮発性の関数電卓といったところです(mrubyにはBignumがないのでdoubleとなります)。

むしろ、目的は以下です。

・Windows Store Appにmrubyを組み込めることのProof of Concept(mrubyのライセンスはMITなので販売するアプリケーションで利用できます)

・mrubyはまだ開発途上なので、もしかして何かバグを見つけることで開発に協力できるかも

・僕としてはWindowsランタイムコンポーネントの開発方法学習

ダウンロードはWinMIrbからどうぞ。

snap実行

(スナップで実行しているところ)

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ ただただし [あとはhistoryがあるとわりと実用になる気ががが。]

_ arton [ですね。それは僕も欲しいのでつけます。その前に原稿書かねば。]


2013-05-10


2013-05-11

_ なぜ検査例外はクズなのか

コーディングを支える技術の検査例外のところまで進む。

これは良いものだが今のはだめだとヘルスバーグに語らせたりしているし、論調としてはどうも良いもののようだが普及してないねとしている。

そこでなぜだか考える。

まず、1つ確実にわかることは、意味を持つ場合と持たない場合があるからだ。

1番どうでも良いのがリフレクション周りの検査例外で、そのクラスにそのメソッドがあることがわかっている場合に呼び出しをまとめるためにリフレクションを利用するユースケースでノイズにしかならない。もしコードした名前が存在しなければ致命的かつ本来あり得ない状況なのだからランタイムエラーとして死ねば良い。つまり、検査例外に分類していることは仕様バグだ。

一方、あるオブジェクトの内容を対話的に参照する場合には、間違えたら名前を直してやり直したい。従って検査例外であるべきだ。

元々のリフレクションの意味からは後者が想定されるユースケースなのだから検査例外で正しい。

しかし実際のアプリケーションのユースケースでは前者の使い方が圧倒的に多いので検査例外である意味がない。前者が多いのはマクロが記述できないからだったりソースコード生成が面倒だったりするからだ。ダメな言語だな、となってしまうし、だから人海戦術プログラミングが行われているのだろうなと、別方向に話が進んでしまう。

IOExceptionもSQLExceptionも同じだ。本来の想定されるユースケースでは検査例外であるべきが、サーバーサイドアプリケーションになったとたん、例外になること即ち配置ミスであったり、ハードウェア障害であったりして、死すべきランタイムエラーに変わる。

ということは、クラス定義に密結合した属性として検査例外が実装されていることが問題で、ユースケースに結合したものであれば良いわけだ。そこで、結果的にフレームワークでどうにかすることになる。であれば、検査例外を言語仕様に入れても意味ないじゃんとなるのは当然のことだった。

そこで、それはもしかすると言語実装の未成熟が原因かもと考えることもできるのではなかろうか。ユースケースはあまりに上位概念だが、コンパイル時に呼び出しのグラフから使われ方のコンテキストを判定して、検査例外のキャッチを無視しても良い場合と悪い場合に分けて処理できれば、メソッドシグネチャに検査例外が含まれていること自体はむしろ良いことになり得る。

コーディングを支える技術 ~成り立ちから学ぶプログラミング作法 (WEB+DB PRESS plus)(西尾 泰和)

この本は、体系的にコンピュータサイエンスを学ばないでプログラミングを成り行きから始めた人が1年くらい過ぎてから読むとちょうど良い感じの本だな。(職業プログラマ方向でも、小中学生プログラマ方向でも)

_ エドマロー戦略は有効か?

グッドナイト&グッドラックという映画がある。

テレビキャスターのエドマローが、50年代アメリカの魔女狩りじゃなくて赤狩りを主導したマッカーシーの欺瞞と戦う物語である。

しかし、マッカーシーはなぜか英雄視されていて、絶大な人気を誇る。

理を尽くして論難しても、多分、太刀打ちできないことは明らかだった。

そこで彼はマッカーシーに自身の番組の枠を使って大いに語らせることで、何も論評せずにアメリカ国民に誰を信じるべきかを知らしめた。そこにあるのは、無知と言論による暴力に過ぎないことが明らかになる。

かくしてアメリカは右に振れ切った路線を修正した。民主主義の勝利。

グッドナイト&グッドラック 豪華版 [DVD](ジョージ・クルーニー/グラント・ヘスロヴ)

この映画(true storyベース)には疑問がある。

理を尽くして論難しても国民を動かすことができないと考えるということは、国民を信用していないということだ。

しかし、マッカーシーに語らせることで単に粗暴で無知な夜郎自大と国民に気付かせることができると考えることは、国民を信用しているということだ。

したがって、成功したのは単なる結果論に過ぎなかったのであって、エドマロー戦術はまったく有効ではない(なぜなら、方法論として矛盾している)と考えるべきなのではないか。

ということを、「マッカーサーが数日で作った醜い憲法」維新・石原氏を読んで考えた。

それにしてもこれはすごいページだ。

本日のツッコミ(全8件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ naruse [起草に際しての指針としては、一応マッカーサー三原則がありますが、それはたぶんartonさんの問いへの解答になっていな..]

_ naruse [なお、日本国憲法の「平和主義」については当然合衆国憲法にあるはずもなくて、クエーカー教的な平和主義と、日本から武力を..]

_ arton [ここはいいまとめになってきたなぁ。どうもありがとう。]


2013-05-16

_ Ruby-2.0.0-p195

Rub-2.0.0-p195のMSIパッケージを作りました。

いろいろ直っているとのことです

nagachikaさん、リリースマネージメントありがとうございます(これが初リリースですね。おめでとうございます!)。

ダウンロードはこちら

追記:1.9.3もp429へ更新しました。


2013-05-18

_ 虫を愛ずる

堤中納言物語 (岩波文庫)(大槻 修)

スラドを眺めていたら、『国連食糧農業機関が「昆虫は有望な食料」という報告書をまとめる』というスレッドが立っていて、読むと、例によって見識の狭い、いかにもスラドな投稿が並んでいて楽しい。

子供の頃、家にハチの子の缶詰があって、食べて別においしくないなぁと思ったり、中学生くらいの頃か、親戚だか親の友人だかがイナゴの佃煮をお土産にくれて、食うと、なんか毛羽立っていてそれにひっかかりがあって好きじゃないなぁと思ったり(多分、脚にトゲじゃないけどなんかイヤな引っかかりがある毛が生えているのだと思う)とか、それほどおいしいとは思ったことが無かった。

とは言え、子供の頃と大人になってからでは相当に味覚で楽しめる範囲が広まっているので、機会があれば食ってみたいなぁと思っていた。

きっかけは、えらく遡るが、インディージョーンズの2作目だ。東南アジアのほうでインディージョーンズが招かれてご馳走になるのだが、スープ入れの蓋を開けると甲虫が入っていて、露骨に顔をしかめるシーンがあったからだ。

インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説 [DVD]

あのクソ野郎は文化遺産を盗んだり破壊したりするにとどまらず(こういうことを平然としでかせるということは、他の文化圏の文化をこれっぽちも尊重していないからだ)、自分が属さない文化圏の食い物にまでケチをつけるのか。すげぇ不愉快な夜郎自大だなぁと思っていると、何を勘違いしたか、よっぽど東南アジア文化圏に近い日本の観客までインディージョーンズというよりもスピルバーグの尻馬に乗って、うひょーとか歓声をあげていることに気付き、はて、そういうおれさまも、まともに虫を食ったことないから、もしかしたら、すごく不味いとかなのかも(たとえば、ご馳走をどうぞといって、ガラスの破片とかを出されたら、そりゃうひょーとなるよな)と気づいて、とにかく料理として、メニューに出ている(つまり、その地方で料理として認められている)レベルでの虫を食ってみたくなった。食わなければわからないからだ。

というわけで、機会があれば食ってみている。

まず、千里香という店に行ったら、蚕のサナギ料理があったので食った。中国東北部(朝鮮との国境あたり)で延辺料理というらしい。

蚕料理

見かけは固そうにみえるが、サクサクしたエビ(殻が柔らかい)といった風情で、独特な香りがあって相当おいしかった。

延辺料理の問題は、なんでも同じような味付けで、素材にバリエーションがあっても風味にバリエーションが無い点だな。

それはそれとして、まず、蚕はエビよりも美味しい。ということで◎。

それとは別の機会に、上海料理を食いに別の店へ行ったら、結構、虫が置いてあって食った。

ハチの子は普通においしい。

蜂の子

子供の頃は缶詰だからおいしく感じなかったのか、子供ならでは先入見で味を正しく評価できなかった、そもそも缶詰なので味は三の次だったかなのだろう。

ただ、普通においしいが、こんな細かなものをちまちま食うのはやってられないので、おかずとしてはいまいち。

セミと竹虫。

セミと竹虫

竹虫はフシュフシュした食感が良い。が、蜂の子からもっと味を抜いたようなどうでも良い食べ物。一握りくらい一度に頬張ってフシュフシュすると良い気がするが、おかずとしてはいまさんくらいかな。

一方、セミは……

これは好みではなかった。カイコと同じく一見固そうだが固くないのだが、弾力があってなかなか噛み切れない皮で、一番これまで食ったもので近いのは空豆の皮だ。ところが、それを噛むといきなりプシューっと汁が飛び出てくる。この汁は独特の風味があってうまいのだが、うまいまずいの問題ではなく、おれは弾力がある皮の内側に汁が入っているという組み合わせが実に苦手なのだ(小籠包みたいに皮が柔らかくて汁が出てくるのはOKなんだけど)。というわけで、セミは良いものだが、おれは苦手。

というわけで、甲虫はまだ食ったことがないが、虫そのものは食材として普通に食えるものだということはわかった(が、哺乳類だって羊のように好みの肉もあれば、豚のようにどうにも匂いが好きになれない苦手な肉もあるわけで、虫も、蚕は好きだがセミは苦手とか、あるいは調理によって好き嫌いはありそうだ)。

というわけで、インディージョーンズはやはりクズ野郎ということで決まりだ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ ムムリク [長野ではスーパーで普通に「絹の味」とか題されて蚕のさなぎの佃煮?だかが売られています(特には北信かも)。 イナゴの佃..]

_ arton [なるほど。イナゴを食べた時の感触は記憶通りみたいですね。もし、長野に行く機会があったらスーパーに行って蚕を買ってみま..]


2013-05-19

_ 続き

というようなエントリーをポストして、彷徨していたら、ふと次のお言葉を見て心が和む。

食材と年齢の関係


2013-05-20

_ ナブッコ

日曜は新国立劇場でナブッコを観た。

スーパーならゾンビだが、百貨店(あるいは高級なモール)なのでバーダーマインホフか赤の旅団かという風情のバビロニア人が攻めてくる。

バーダー・マインホフ 理想の果てに [DVD]

テロリストは21世紀でもバーダーマインホフみたいなファッションなのだろうか? というか、ヨーロッパ人が想像するテロリストの類型を彼らが作ったのだろうなぁとか思ったり。古臭いけどオペラだからいいのだろう。

祭司長の妻屋が、いままでで一番いかしたルックスで登場して、裏番組で代々木公園ではワンラブフェスをやっているということを思い出す。

ビッグ・バッド・ママ [DVD](ロジャー・コーマン)

アビガイッレがとてつもなく太った(服のせいでそう見えたけど、普通に太っているくらい)女性で、まるでビッグバッドママだが、歌はすばらしい。良く通る声。いいなぁと思ったら、先日のアイーダで王女を歌ったマリアンネ・コルネッティだった。

ジス・イズ・ミスター・トニー谷(トニー谷/はかま満緒/青島幸男/宮川哲夫/三木鮎郎/吉川静夫/多忠修/赤星建彦/小川寛興/大村能章/宮城まり子)

ナブッコのルチオガッロはスティール写真を見るとトニー谷なのだが、舞台の上では髪が長いので、まさに第三世代のテロリストのリーダーっぽい(バーダーは第二世代なのでちょっと髪が短い)。というか、歌も良い。低いのにちゃんと声が通るのだ。

それにしても、演出(というよりも舞台美術)はうまい。

ベル神の偶像のキューピーちゃんとか、ちゃんと考えて構成されているのは見事だ。

一方、曲は、ヴェルディ20代。時代感覚はあるのでレシタチーボは使わないが、かといって無限旋律を考え出すほど革命家ではないので、唐突に曲調が変わり、別の曲になる。全編歌なのは素晴らしいが音楽的な脈絡には大いに欠けると思う。

いずれにしろ、良いプロダクションだったので、再選したらまた行こう。


2013-05-21

_ Ruby-2.0.0-p195(x64)

仕事ででっかなファイルを扱っていたら、メモリー不足で死んだ。おおざっぱに2GBのプロセスメモリの制限に引っかかったのだ。

というわけで、Rubyもx64版を普通に使う時代がやってきたようだ。

Ruby-2.0.0-p195 (x64) msiのダウンロード

32ビットバージョンは、DXRubyやVRSwinやTcl/TKなどの拡張ライブラリを含むので、それらが必要な場合は32ビットを使うほうが良いでしょう。これらは、x64でのビルドに失敗したので含みません。(VRSwinはOleproのx64版が見つからなくてextconf.rbに失敗。DXRubyはx64版DirectX SDKを入れていないのが原因だと思うけど)

明日に備えて慌てて作ったので、不備があるかも知れません。ツッコミ欄で指摘してください。


2013-05-23

_ ジュリオ・チェザーレ

22と23、続けて2回、東劇でメトライブビューイングのジュリオ・チェザーレ。

それにしても、なんでイタリア語なのにユリウス・カエサルじゃないんだ? とか不思議に思っていたが、ラテン語はイタリア語じゃないのだな。これはなんかおもしろいと思った。聖徳太子は大和言葉だろうが日本語だろうがしょうとくたいしだったりするわけで、ここまで同じ国の同じ民族の国民的英雄が当時と現在とでまったく違う名前になってしまうとは。

で、2回も観たわりには、ゆっくりした曲はどえらく退屈して思わず寝てしまうのだが、にも関わらず、2回も観に行くほど、とんでもなくおもしろかった。

まず、マクヴィカーの演出が素晴らしい。きっといろいろ考えたのだろうが、主要人物がカウンターテノール(シーザー、プトレマイオス13世(なぜかトロメオという名前)、クレオパトラの召使いのような宰相のような多分宦官の人(ニレーノ))なので、マクヴィカーの性的な演出がなぜか影をひそめて、楽しく愉快なオカマショー(という表現だとちょっと違うが、頭の中にあるのは、ローザフォンブラウンハイムのような、陽気で活気がある舞台芸能だ。あまりに、その演出が自然で楽しいので、いつもの妙に男女のセックスを強調する影のある演出は、自分の嗜好を微妙に隠したいのかなぁとか勘ぐりたくなる。(とは言え、史実として姉弟にして夫婦というプトレマイオス朝の王と女王の振る舞わせ方にはマクヴィカー調がちょっとは見えるが、徹底的にコミカルな演出にしているため、いつもの淫靡さはみられなくて、やはり楽しい)

それに比べるとアメリカ人のデイヴィッドダニエルズ(カエサルの人)は、幕間インタビューで堂々とパートナーのスコットだかデビッドだかがルネのファンだから羨ましがるぞとか話していて、お国柄の違いとかを考えたり。

特に終始にたにたしている従者2人をしたがえたニレーノの歌、クレオパトラのほぼすべての歌(でも、やっぱり最後の飛行船までやってくる突如19世紀が20世紀へ進んで第一次世界大戦となる歌が最高で、これもニレーノの歌と同じく2人従者を従えてセンターで歌う。妙にかくかくした振り付け含めて、インド映画の影響なのか、それともパフュームのPVをマクヴィカーが見たとかで、そのあたりの影響じゃないのか、とにかくオペラとしては例を見ない振り付け(バリ島っぽくもあるけど)、お風呂の歌や、絨毯から出て来た歌)、カエサルが暗殺計画を知って奮い立つ歌(この間、クレオパトラがちょこまかちょこまかカエサルを止めようとじたばたするのだが、デュセーならではの、こまねずみっぷりが実にかわいくて楽しい)、まるでカエサルが心優しい熊のように野原と草と花を歌う歌(クレオパトラというかこの時点ではリディアの部屋へ行く前に、ニレーノがお茶を出す)はヴァイオリンと声の競い合いでびっくくりするほどおもしろい(フィナーレはホルンと声の競争っぽい)、最初のアッチーラが持ってきたポンペイウスの首に抗議するお前は冷血だの歌(史実でも、許してやることができなくて残念がったらしい、というかカエサルは真の大物だから、まるで趣味のようにどんな敵でも許す(なので、また裏切られたりするし、最後は殺されることになる)などなど。

プトレマイオス役の人は、剣舞はするし、トンボは切るしで、動きが実に良い。でも歌はほとんど覚えていない(アッチーラと剣舞している歌は歌より剣舞がおもしろくてまったく印象に残っていない)。でもおもしろい。

これが、セストとクラウディア(ポンペイウスの奥さん)が歌い出すと途端につまらなくなるのが問題だ。というか、クレオパトラを除いて、女性に対する劇内の扱いがぞんざいなのもマクヴィカー演出っぽいなぁ。曲自身がセストとクラウディアが出てくるとうっとおしい作りになっているが、演出もそれを助長している。(2幕最後のクレオパトラがカエサルを心配する歌は似たような傾向な曲なのに悪くない)

それにしても、アリアドネの頃はまだ若かったからそれもありかなぁとも思うが、いまだに臍を出せるドゥセーという歌手は本当に稀有の存在だ。ソプラノはたくさんいるが、臍を出すソプラノは本当に珍しい。

演出、演奏、歌手、すべてひっくるめて、真のマスターピース。ただし、音楽は相当退屈。

それにしても、この奇跡のようなプロダクションはどういうことなのだろう? たまたまマクヴィカーが何かの機会に思うところがあって演出し、たまたまデュセーが年齢から来る高音の衰えからバロックに目を向けて(以前読んだフラグスタートの自伝で40過ぎてからはパーセルだかヘンデルだかにレパートリーを移したとか書いてあったので、おそらく同じようなことなのかなぁと思っている)クレオパトラを歌うようになっていて、たまたまMETの常連にダニエルズというカウンターテナーがいて、というようなことからまとまったのだろうか。

クレオパトラ(ナタリー・デセイ/ヘンデル/エマニュエル・アイム/ル・コンセール・ダストレ)

(マクヴィカーのクレオパトラは、古典的なクレオパトラでは全然なく、当時21歳(プトレマイオスは19歳くらいだ)ならではのおちゃめでちょっと小賢しく、しかし成長もする小娘の役柄で、指揮者曰くの「猫のような小娘の成長譚」。港でローマ軍を呼ぶという設定の歌が実際には『嵐で木の船は砕け』というのは読み替えの妙だなぁ)

ヘンデル:歌劇《ジュリオ・チェーザレ(ジュリアス・シーザー)》グラインドボーン音楽祭2005 [DVD]

(いや、ドゥセーがいいな)

本日のツッコミ(全11件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ usa [カタカナでなく、IULIUS CAESARからGiulio Cesareだとずいぶん変わったな、と書いておられたら、..]

_ arton [おかげで、ラテン語が地域によって読みが違う(漢字みたいだ)とか、3世紀あたりにsが消えたとか(何があったんたろう)と..]

_ usa [あー、語尾のsが消えたのは「3世紀ごろまでに」であって、2世紀とかに消えてるかもしれないです。地域差や社会階層差もあ..]


2013-05-24

_ Windowsストアって訳がわからんな

ヒストリー機能を実装したWinMIrbの最新版を審査に回したら、今度はプライバシーポリシーのリンクが無い(何もユーザ情報を取得しないんだから、ある訳がない)とかで蹴られた。バカじゃないのか?

こういう形式主義のバカがいるから、形式だけの意味なしプライバシーポリシーが蔓延しているのかなぁ。MSは元凶の1つだな。

追記:まったく理解できないので、ほぼそのまま再提出。


2013-05-30

_ WinMIrbのリリース

WinMIrb(Windowsストア)

ヒストリーをサポートしました。↓↑と^n、^p。^については^a(すべて選択)などの標準ショートカットはオーバーライドせずにそのまま残してありますが、^p、^nだけではなく^f、^b、^eも追加しています。

#英語の説明文を、どうやれば提出できるのか、さっぱりわからない。

_ 音律と音階

twitterですぎむしさんから音律と音階の科学という本を教えてもらって、おもしろそうなので買おうと思ったが、アマゾンの説明が意味不明で悩む.

元の話は、演奏中の弦の緩み――特に現代ピアノと近代ピアノではそのあたりの堅牢性に違いがあり、演奏中にずれが生じて、わかる人(おれはさっぱりわからないが、強力な絶対音感の持ち主だったらしいバルトークあたりだとわからないはずがない)にはすごくイヤなものがあるらしい(何かで読んだ記憶があるのだが、元ネタはもちろん、誰が書いたのか、あるいは言ったのかも忘れた)。ヴァイオリンとかなら押さえる箇所を自由に変えられるので、いくらでも演奏時に調整できるだろうが、ピアノはそうはいかない。ということをおれは書いたのだが、意図は通じなかったようだ。が、おかげでおもしろそうな本を教えてもらえたので良いことだ)。

音律と音階の科学―ドレミ…はどのようにして生まれたか (ブルーバックス)(小方 厚)

商品説明には、

※※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。(ブルーバックス・2007年9月刊)

とあって、ふむiPadで読むのに良いな、と思ったが、はて、どうみてもこれは紙の本にしかみえない。

(電子書籍で買えるなら、そっちが良いので、クリックできない状態)

追記:グーグルで検索してみたら富士通、東芝、honto、紀伊國屋、bookliveとか、ひっかかりまくり、Kindle以外ならどうでもなりそうな雰囲気があった(で、講談社が何も考えずに、同じ紹介分をアマゾンにも出したのだろう)。でも変な専用アプリケーションはKindleで十分だし、あきらめて紙で買うことにする。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ matarillo [Windowsストアアプリの英語の説明文は、この情報が参考になるでしょうか。http://blogs.msdn.co..]

_ arton [まさにそれです(開発者ポータル)。どうもありがとう!]


2013-05-31

_ RubyKaigi1日目

・2.1のGC

マークビットをビットマップへ移動したので、予約ビットと合わせて2ビット空いた。

そのうち1つを世代別GC用に利用する。

マーク時に世代ビットも立てる。

新世代用GC時に、上記ビットが立っているオブジェクトを発見したら、そのオブジェクトから先はマークしない。

マークフェーズが速くなった。

a.b = c の状態でGCしてaが旧世代となった後に、a.b = dした場合に、cが実際には不要化されたのに残る。それはフルGC時にスィープできるから良いとしてdはマークされないんじゃないか? どうやってるんだろう。(追記:下で書いているSHADYと不可分な話だった。SHADYかつリメンバオブジェクトであれば旧世代(PROMOTED)とはしないといった制御をしている)

もう1つのビットを日陰者と日陽者とする。陽なオブジェクトとするかどうかは、Cのコードでライトバリアを陽に設定するかどうかで決まる。既存の拡張ライブラリのものはすべて日陰者となる。

(このへん、ちゃんと理解してないので、なぜそうなったかわからないのだが、世代別と合わせることで、不要オブジェクトの早期回収が可能となるからフルGCの頻度が減るという理解で良いのかな?)

Rubyコアの利用箇所でライトバリアを設定するように改造し、RDocで試したら220秒かかっていた処理が、190秒で終わるようになった。15%の速度向上だ。

_ 卜部さんのバイヤーズガイド

#rubykaigi バイヤーズガイド ‘13

というわけで、インフォメーション買った。

インフォメーション: 情報技術の人類史(ジェイムズ グリック/James Gleick/楡井 浩一)

(kindle化されたら買おうとか考えていたが、そういうことを考えた場合の常ですっかり存在を忘れていたし、そこにジュンク堂が来ているのだから今買うしかないなぁと思ったのだった)

長田さんから、おれのC#の本は持ってきたら売れると思うか? と聞かれたので、客層とまったくマッチしないから無理でしょうと最初答えた。しかし良く良く考えてみれば、著者としては不誠実かも知れないと思いなおした。なので、もしかしたら奇特な人もいるかも知れないから、2冊くらいは置いてくれたらうれしいと頼んでみた。

後、Kaigi関連本として、まつもとさんがRubyでは採用しなかったBoehmGCを採用している処理系として名前を挙げられたGaucheの本もポップにそう書いて少し置いてみたらどうかとか。

プログラミングGauche(Kahuaプロジェクト/川合 史朗)

その伝でいくと、同じく言及があったトランザクションメモリを実装しているClojureについては丁度第2版が出たところなので置いてあったけど、ポップに書けば良いのにと今になって思い出した。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ arton [最初から対応→陽、そうじゃない→陰ということですね?]

_ shiro [ふむ。コード読んでみます。]

_ arton [trunkのソースです。]


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