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正確にはアブラコウモリ。
上野動物園の不忍池あたりに棲んでいる。
小降りになったので、上野動物園に行った。ら、東園から西園のブリッジのほとんど西園に降り立ったあたりで、妻が「あれがコウモリ」と教えてくれた。えー、あいつかぁ。
いわれて見れば、確かに鳥の飛び方とは違うし。
そう言えば、なんで鳥目のはずなのに鳥が飛んでるのか? と不思議に思った状況を思い起こせば、あんな飛び方のような。あんなってのは、一言で片付ければ旋回ってことなんだけど、わりとフラフラした感じと言えば良いのかな。不規則というか。
というわけで、見れました。
コウモリにしろ、クモにしろ、むしろ害虫を食べると言う意味では人間に益があるほうなのに、あまり好かれているとは思えない。
まあ、クモはわからないでもない、というか、確かに気持ちよい生物ではないけど。特に差し渡しが5cm越えるようなのはちょっと怖い。幾ら、毒がなくて、こちらに危害を加えるわけはないと頭では納得していても。
でも、コウモリはむしろ、かわいい。少なくてもスナネズミとかハムスター程度には。もっとも人に慣れるとは思えないけど。
でまあ、いろいろ考えて見るに、イソップと吸血鬼映画あたりの影響ではないのか? とか。イソップといえばイソポ物語でやたらと昔(確か安土桃山)に紹介されたはずだが、そのころコウモリのやつも翻訳されたかどうかはわからないし、上田秋成の怪異譚に出てくるわけでも無し。多分、戦後になってから追われたんじゃなかろうかと思うんだが。
現実問題としては家が密集して建てられてしまうと飛ぶのが難しそうだから自然と追い出されたのかも知れないが、まあ、見かけたら仲良く、放ったからしておいてやろう。
ちなみに、都内での天敵はアオミズクということだが、そんなのも自棲してるのかぁ。
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