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これまでconfigure.inの仕組みとかまったくブラックボックスで済ませてきたから原因を見るとこまではいってないんだが、rbconfig.rbのLIBPATHFLAGが、
CONFIG["LIBPATHFLAG"] = " -L%s"
となってて欲しいのに
CONFIG["LIBPATHFLAG"] = " -L'%s'"
となっているからだということまではわかった。
とりあえず、rbconfig.rbのLIBPATHFLAGを上のように直接変更して通した。
$ make test
test succeeded
まあ、これは当然か。
$ export LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/lib
$ ruby -v runner.rb
ruby 1.8.1 (2003-12-25) [i586-interix3]
./optparse/test_optparse.rb:5: warning: method redefined; discarding old setup
....
./ruby/test_variable.rb:30: warning: already initialized class variable @@rule
./ruby/test_whileuntil.rb:61: warning: literal in condition
/usr/local/lib/ruby/1.8/i586-interix3/nkf.so: [BUG] Segmentation fault
ruby 1.8.1 (2003-12-25) [i586-interix3]
Abort (core dumped)
$
1歩前進かな。
なんでもそうだが、ぐちゃぐちゃやってるときが1番おもしろいんじゃないかなぁ。なんでもっていうくらいだから、手元で見えるものを適当に並べてけば、
・ピアノ:最初にクラビコードが改良されてディナミーク(フォルテとピアノを鳴らせるぜ)を獲得してからベートーヴェンの実験とか経由して、神リストとか3本の腕タールベルグとか雷鳴轟音ゴットシャルクとかがお立ち台の上でバトルを繰り広げてたころ。その後コモディティ化してマシンのように正確な時代に堕落(ただ流行り廃りがあるからおもしろくなったりつまらなくなったりするけど)
・剣術:剣豪の時代があって術が極まると、単なる道になるとか(町道場の時代ですな)。
・戦闘機:華麗なる撃墜王の時代があって機械制御になってピンポイント爆撃でつか
・農業:日照りの夏はおろおろ歩き(って全然おもしろくないか)から、暑い夏に向いた品種、水が乏しくても平気な品種、遺伝子操作ですなとか。
・車:タッカーとかから、っていうか、ホンダだ。わけのわからない車メーカーが大小良く似たバン会社で成功とか。
・掲示板:あぶない、あやしいから2chとか。
最終的には誰がどうやっても同じようになるんじゃないかな。型とか道とかだ。技とか術とかは個人の世界だが、それが極まると形式知ってのになって、そうなると誰でもやれるようになる。
荘子だっけな。包丁の名人が王に訊かれる。その技を教えろ。いやいや、数学じゃない料理に王道はありませんじゃない。無理ですな。自然に手が動くようになるんですよ。でも今じゃどこのロイヤルホストに行っても同じ味のロイヤルホストですなとか、マクドナルドは誰が作っても同じで30日食べると壊血病ですなとか、プロの味を家庭に運ぶ家庭食品。
かって数学は魔術だったそうだ。
このころは、各地で数学試合があって、そこでの賞金稼ぎで数学者(というより数学師)は暮らしていたのだが、その試合はアラビア渡りの方程式の術だった。……中略……どうもぼくには、方程式の術というのは、魔術の一種のように思われていたのではないか、という気がする。数学のだめな生徒が、数学のできるやつを魔術師のように思ったりする。アレである。数学試合というのは、いかにも魔術師の術くらべのような趣きがある。
今じゃ、この魔術を中学校で教えてる。
どうしてだ? ――なぜなら、人間は、魔術が嫌いだからだ。すべての謎に光を当ててそれを人間が扱える次元に引き落とすんだ。
それじゃあ、現在、魔術とはなんだ? ――現在の魔術師、まあピンからキリまでいるけれど、それはソフトウェア技術者だ。そう言えば、LLなんちゃら(雷鳴轟く大魔術大会)で魔術較べがあったそうじゃないか。真珠の魔術師、紅玉の魔術師、蛇使い……クヌースという大魔術師は、魔術の書を記すための魔術を生み出したとか。
しかし、魔術はいつしか人間の手に入る。
それは、そんなに遠くないんじゃないか? これまでさんざん、魔術を人間のものにするための営為があったわけだ。たとえば、SQLというのは新米魔術師ても熟練した魔術師なみの魔術を使うために生み出されたんじゃなかったっけな? それまでは大魔術師だけが唱えることができたCOBOLの長く複雑で覚えることが常人には不可能な呪文のかわりにSQLという簡単な呪文となったとか。
あるいは人跡未踏の地(ひでぇいいぐさだな)を開拓することで大量の魔術師を発見したとか。これで国内の魔術師を使わなくても大丈夫ですなとか。
でも究極の魔術は、魔術を生む魔術だろう。これも散々、研究されてきただろう。そのキーはなんだ?
――呪文の断片化
じゃないだろうか。人間でも扱えるくらい短くて効果が単一で安全に堕落させた魔術を封じ込めた呪文だ。
そして、
――呪文の組み合わせ方法の形式化
最後に、この2つの帰結の
――呪文のプラグアンドプレイ
だ。安全な呪文を組み合わせて魔術を作り、安全な(ゆるゆるの)呪文で結びつけて全体を構成してくんだ。ソーアと唱えればできあがりだ。
でも、まだ魔術師は必要だろうな。5〜10年は。だって、その魔術を作らなけりゃならないからな。
で、その後は、口先の魔術師だけが生き残るのかな。
カエサルのものはカエサルに1.9は1.9でとebanさんに再度教えていただく。
Interop Systemsにcvs-1.11.5-binjpn.tar.gzという見るからに日本語用のがあったのでそれを取得。anonymous cvsって使ったことなくてパスワードに何を入れるのか良くわからなくて何度かやり直して(anonymousですな)ついに禁断の領域へ、っていうほどのことはないけど。
なんだとあっけないほど簡単にautoconf;./configure;make;make testまで終了。素晴らしい。というよりありがとうございます。
で、make installしたらrdocも勝手に動くのでちょっとびっくり。いきなりソースイファイルがコンソールの真ん中に列挙されるからだ。なるほど今度はこうなるのか。……しかし時間がかかるな。っていうか、--enable-sharedを忘れてたからやり直しだ。
どうせだからlibiconvやreadlineも入れてからやろう。
どうもそういう印刷の規格らしい。
というか、このサイトの人、なんか聞いたような……
と思ったら、アリス出版からみの人なのか。
ちなみに、自分でもつくづくエセインテリだなと思うのは、本体=雑誌のほうはどこにもないくせに、別冊新評の三流(エロ)劇画の世界とかは保存してあることだ。やっぱり、本来は実体のほうを保存しておくべきだよね。
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