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昨日、KB探してたら久しぶりに発見。
遊ぼうとダウンロードして、展開して、ソース眺めて、そこで終ってしまうのがなんだが(しかも、IEで動作させるあれこれについては何の役にも立たないんだな、これが)。
ソフトウェア考現学―基礎概念への最新おもしろガイド (Fine soft series)(萩谷 昌己)
FORTHのインタプリタやコンパイラを作るのは、相当簡単そうである。しかし、FORTHのプログラムは相当書きにくそうである。
本末転倒ですなぁ。
この問題がおもしろいのは、出題者の知識の乏しさが露呈しているからだ。
この中で1番現実的なソリューションを持ち、なおかつ圧倒的な情報量を誇る4番が×というのはいかがなものか。
もし、わたくしが客の立場であるならば、今、すでにタバコを取り出してしまったあるいはポケットをまさぐるといった行動を起こしている以上(ということは問題の「タバコを吸おうとされました」から判明している)、どのような言い方であれ、禁止されるより、タバコを吸うための具体的なアドバイスである4.を言われれば、「こいつ、気配りできるな」と感心する(口の利き方を知らない小僧だな、と感じる可能性が無いわけではないが、ポジティブな評価のほうが大きい)。いっぽう、2.であれば「けっ、気取りやがってバカめが」と思う(ということは無いが、気が利かない野郎だな、とは思うかも知れない。つまりネガティブな評価のほうが大きい)。
(追記:というか、禁煙の会議室なら灰皿は置いてないだろう。灰皿が見えないのに「タバコを吸おうとされました」とはこれいかに? 「すいません、灰皿は?」とか訊かれたということなのだろうか? ならば、ますますこの解答は間違いだ。そうではなく、いきなりタバコを取り出したうろんな客なら、イヤミの1つも言いたくなるだろうから慇懃無礼にイヤミを言うなら2ということで、それはそれで正解かも)
正解は、「会議室に通す前に禁煙である旨を伝え、相手によるが30分〜1時間程度の間隔で小休止を入れ、その時喫煙可能個所を示す」だ。あるいは、その時点で小休止を取るでも良い。仮に喫煙可能な場が無いのなら、最初にその旨を伝えれば良い。ビジネスなんだから、それならそれで良いのだ。
このへんは、会議の主宰者が喫煙者だと、大体、正しい行動を取ることがこれまでの経験から観察されている。まあ、大人のノウハウということだ。
解答の言葉を鸚鵡返しすれば、「慣習だから丸覚え」を実はしているということだ、この解答自身が。言葉の問題ではないからだ。その結果、「届いた気持ち」は「タバコ親父ガマンしな」となるのが問題だ。客にその時点になって初めてガマンさせてどうするよ?
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