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セット=集合
昨日はへーな人に仕事の場で会った。
意外と同じようなところで仕事してるんだな。
(このエントリーは自分用なので謎系(追記:他のはどうなのよ? というわけで厳密にはあっち側の自分ということだ)。というか、隠すチェックボタンはそのためのものか。面倒なのでチェックしないが)
違うかも知れないし大ザッパには正しいかも知れないが、3種類の組織を考えてみる。
1. ぬるま湯でんがな、何も知りませんがな
2. 勉強してます、使いたいです、やってみたいです---超えられない壁---給料もらって仕事してます
3. 出し抜かれてたまるかよ
1.は論外、3.は言い方が悪いが切磋琢磨せざるを得ない組織だ。しかし切磋琢磨って、サイコロ1億個受注したけど点の塗り忘れがあって困るけど、あらかじめ点の部分に彫りを入れておいて、全部塗って、ゴロゴロ回して(多分商店街の当たり外れのガラガラ回すやつみたいな機械)彫り以外の部分を削るやつが想像される。浅い知識の化けの皮は剥がれるが、真の知識は掘り込まれ、しかも人間的には角が取れて丸くなるとか。なんか理想ではあるかもしれないかも。
で、外資のコンサルティングファームなんていうのは外部からのイメージでは3.なんだが、頼むから客を出し抜こうとしないでくれ、と思ったり思わなかったり。
で、1.は皆仲良く堕落しているわけで、外部には影響しないからまあどうでも良くて、2.だな、問題は。
超えられない壁の左辺と右辺の人数バランスなんだが、よほどの大組織でなければ、1:5くらいではなかろうか? 大組織なら3:15あたりになるからさすがに3人もいれば右辺が影響されてきて最終的に5:10くらいになりそうな気がする(右辺から2が左辺へ移動し、3がスポイルされてどこかへ消えたらしい)。
で、1:5くらいあたりから1:10くらいまでだと(1:3以下だと王様になれるから最終的には仲良く堕落の方向へ進みそうな予感。1:5くらいだと妙な使命感というか責任感が出てくるから――大体妙な使命感とか倫理観があるから左辺にいるってのもあるだろう――仲良く堕落にはなれない)、どうしたって左辺はいろいろ考えざるを得ない。同じ言葉で話せる人間がいないからだ。これは潜在的にはもったいない状況だろう。上部組織から見れば左辺のポテンシャルは重要なんだが、かといって組織バランスから右辺を維持したい(かも知れない)ので、もったいないという発想は出ないかも知れないが、世界から見れば、この左辺の人間が持つ思考過程なり経験則なりを取り込む機会の損失である。それはおいておいて。
そういうときに、同じ言葉で話す人間と出会うというのはすごく嬉しいもんだ。だいたい、コンソーシアムとかコミッティとかがそういう場であるし、そういう場がなければ腐るか職を辞して身の置き場を変えてみるとか。技術は技術を必要とするからフリーメーソンとか薔薇十字会とか、あるいはユークリッド集団とか、鉄砲鍛冶集団とか、紀州海賊とか(造船技術集団でもある)、墨子集団とかにそういうものの1つのカタチを見ることも可能かも知れない。
こういう場の提供というのをビジネスと結びつける試みとしてかってのDevelopMentor(MLが中心か)とかTheServerSideとか、あるいはSourceForgeやCodeHausなんてのもそのタイプのような(SourceForgeって技術者のソーシャルネットワークのはずだ。プロジェクト=フォーラム)。もちろん、ベンダー主導コンソーシアムにもそうい側面が無いとは言えない。多分、はてなもそういう場となっているのは見える。
これもインターネットが湯水のようなインフラとなった効果の1つだと思う。
90年代中頃までは、2.のタイプの組織の左辺にいる人間が組織横断的に出会う場というのは本当にコンソーシアムくらいしかなかったはずだが、今は異なる。
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