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なぜ、上の絵はGIFなんだ?
(AmazonではGIFにリンクされているが――ページを表示すると確認できる――、URLを試しに替えてみたらJPGもあった。それで、なんとなくGIFではなくJPGのほうを利用するようにしてみた)
すべてのファイルのヘッダに出所情報を付けたらどうかという記事を読んで、気になったりして。
CVSの中の人はRCSだと思うが、順序はSCCS、RCSの順で、SCCSはPWB(1977年か...)で実装され、RCSはW.F.Tichyらによって4.2BSDに実装。
(こんなのもあった。The evolution of a Source Code Control System)
だと、あっさりと
1.「SCCSのユーザーインターフェイスはあまりよいものではない」P.184
2.「後者(RCSのこと)は最近のバージョンほど速く取り出せる」P.184
といった感じで紹介してある(が、SCCSについてあっさりし過ぎている。RCSの場合、差分ファイルの先頭に最新の差分を追加して行くから速く取り出せるのだと思ったが、SCCSが「どのバージョンを取り出すのにも一定の時間がかかる」というのはどういう仕組みなんだろうか? 実はこれを読んで当時使っていたSVR4にRCSを入れてSCCSは無視することにしたのだが、その時一応差分の持ち方について調べたはずなんだがすっかり忘れている)上に、P.187で「ここまで説明すると、今までSCCSを利用していた人でRCSに移行したくなった人もいるはずである。」ってBSDコマンドの伝道師ですね。しかし思い出したがkshが使えたのでこの本を読んでもcshには行かなかったな。
#今や、生でRCSやSCCSを使うという選択枝は無いような気がしたのでなんとなく書いてみたり。
#初版は1986年(持っているのは1992年の19刷)だが、この頃はCVSは存在しない――まだ(ワークステーション上での)プログラミングは個人の作業で共同作業では無かったのだ、と言っても良いのかな?
#差分をリリース単位に固まりとして持つのではなく、元の構造の変更箇所毎に持つのかな? >SCCS
#SCCSのキーワードが%をやたら使って覚えにくい感じなのに、RCSだと$Id:$だとかで覚えやすかったというのもメリットだと思った、と思い出した。あと、SCCSだとコンパイル時にccがファイルの特殊なセクションに埋め込んでくれたような記憶もあるがRCSは後から持ち込んだのでそんな気の利いたことはされなかった。特にヘッダファイルでその差が見えたのでRCSの場合にはマクロでバイナリー上に埋め込むようにした覚えもある、が間違っているかも。
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