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ロイヤルホストでハワイ料理をやっているので、食べる。
最初に食べたハワイ飯は、ラスベガスのダウンタウンで食ったロコモコとスパム握りだったが、はっきり言ってゴミのような食い物だと思ったが、しかし、ジャンクフードというと日本語としては当たり障りがないように耳に聞こえるがゴミのような食い物(「のような」とソフィスティケートしているにもかかわらず)と言うとすごく悪口に聞こえるのはなぜなんだろう。というか、それが日常語ということか。
で、ゴミのような食い物には独特な魅力があるので、日本でも食えるところはないかなとたまに気を付けてメニューを見ていたら、湾岸線沿いのフィッシュ&ティップス(西麻布にあるときはナマズを食った覚えがあるけど)に置いてあって、さすがだ、こういうのってやっぱりサーハーが食べるのか、と思わず納得して注文したら妙にソフィスティケートされていてちょっとがっかり。ゴミのような食い物というよりは、料理という感じだったからだ。
で、ロイヤルホストにスパム握りは無いけどロコモコがあって、これが期待通りのゴミのような料理で、きっとアメリカ人はハンバーガーはバンズのカロリーが高いけど、ロコモコだとライスを使っているからヘルスィーねとか言いながら8杯くらいママさんお代わりってタライを差し出すんだろうな、それじゃQちゃんだ、とかバカなことを言いながら食べるのにちょうど良い感じ。
しかし、プレスリーのブルーハワイで、イトウ家の食事はありゃひどい、だってイトウは大食らい、だからイトウはデーブデブとか、プレスリーと白人の美女軍団が、日系人イトウを死ぬほどコケにする(しかもその歌の間中、イトウはむしゃむしゃ何か妙な食い物を食いまくっていたりするのだが)がどうしても脳裏に浮かんで来るのだった。そりゃ、こんなもの食ってりゃなぁ……でもプレスリーもラスベガスでとんでもない状態になってしまって、ブルーハワイの頃のいかしたあんちゃんの面影は無い……そうか、きっとあのダウンタウンの店でロコモコをヘルスィーだと勘違いして食いまくって悔いまくったのだろうかとか、いろいろ考えるのであった。
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