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みんなが大人の科学のプラネタリウムを話題にしてるし、子供の頃は良く五島プラネタリウムに行ったものだし、子供もなんか好きらしいので、本屋へ行く。
が、予想通りというかなんというか売り切れてた。
で、しょうがないので
フリージア 第6集 (IKKI COMICS)(松本 次郎)
フリージアの6が出てたので買う。
なんか、どんどんわかりやすくなって来ているんだが、大丈夫なのかな。
この話、基本的には3種類の主人公がいて
・ヒロシ です。
・山田 まじめな職業人で、プロフェッショナルであることに悩みを持つ
・溝口 実は1番まともな人間だが、それを弱みだと思っているものであえて逆を行く男
で、これまでの作品とは違って、多分、読者が少なくても出てくる誰かには共感できるようにしようとかいろいろ工夫しているのかも知れない。
が、どうにもしょうがなく、作品世界では溝口は不愉快極まりない人間のクズだし、山田は単なるデクノボーだし、ヒロシはすっ飛びすぎてるときたものだ。
そこで、代わりに(かどうかは知らないけど)、まともな社会人としての社長とかが出てきたり、死刑者をまともな感受性の持ち主に変えてきたり(猫ばあさんはちょっと別か。でも猫を可愛がるし生き延びようとするあたりが、とてもまとも)と、あっちにいったりこっちにいったり。とは言え、川で子供が遊べばちゃんと溺れ死ぬと、予定調和もあれば伏線も作ってはいるのだが。
ところが、あまりにも4〜5に出てくる死刑者をまともどころか立派な漢にしたせいで(というか、ちゃんとした人物造型もできるんじゃん)、多分、これで相当読者からのフィードバックとかが変わったんじゃないかな、ヒロシをもう少しまともな主人公に変えたほうが良さそうで、これがチャンスと思ったか、何か変えようとし始めている。
そのあたりにすごくヒロシの思考と行動にわかりやすさが出てきた原因があるのだろうが、またまた妙に漢な男まで出してきて(さすがに死刑者にしてしまうと同じだと思ったか助太刀側だが)さて、一体、どうけりをつけようとしているのか、まったく見当もつかない。
いざとなったら、敵に占領させて皆殺しというオチを付けられるように前線の状況についての思わせぶりを挿入したりしているのかも。
しかも、この作家、基本的にはエンターテイナーだから愉快すぎる警護人(いきなり窓から落ちるし)まで出してきているから、単純な漢路線をもう一回やるつもりではなさそうだ。
というわけで、シグルイと並んで、やはりおもしろいのであった。
ジェズイットを見習え |
はじめましてです。大人の科学のプラネ。それなりの感動はありますね。版元在庫もないというので次回配本(11月下旬予定)を待つか、地道に書店まわりをするかでしょうか。ちなみに「五藤」ですね。
はじめまして。11月下旬ですか……。まあ、待ちます。<br>五島は合っているはずですよ。東急電鉄の創業者の五島慶太の名前を冠している(いた)ので……と思ってGoogleしたら「五藤プラネタリウム」というのもあるのですね。なるほど。
なんと、そうでしたか。失礼しました。ややこしいです(^^;