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いつもクール(というかぶっきらぼうというか)なまこたんが熱い。
ただ、会場内はそれほどの熱気はなかったかも知れない。
まず、Buriというかワークフロー(と言わずにワークステートと呼ぶんだっけ)がどう適用されるのか良くわからないと「はあそれで」にはなっちゃうだろう。
次に、BPELエディター(たとえばOracle BPEL Designerとか)を見てたりしてるとしょぼさに目が行くかも知れない。っていうか、一瞬、えーしょぼいなぁ、と思いましたです。すみません。
でも、そりゃ違うなぁ、と考え直した。大体において「しょぼい」と思えたら、破壊的イノベーションを疑うべきだ。まして端倪すべからざるまこたんが熱くなってるんだから。
というのも、あれが全部ブラウザー上で、つまりWebサーバー+クライアントで動いてるのだ。ってことは、ノートPCを持って出かけるとして、ノートの中に作っておいてもデモするのは普通だが、お客さんのところで稼動しはじめていてそこのサーバーで動いているのも普通だが、別のところにあっても良いわけだな。運用とかサポートとかいろいろあるわけだし。
あるいはこういうことも考えられる。仕様をきちんと詰めてかつ堅牢に作ることを考えるとプロトタイピングはとても重要なはずだ。しかし、プロトタイピングで完全に最終的な動きをシミュレートできるとしたら(というかそうでなくてはきちんと詰めたとは言えないし、漏れがあることになる)、それは2重開発でそれほど俊敏とは言えない。アジャイルプロセスではお客さんをチームに組み込んでジャッジを常時行えるようにすることもプラクティスの1つだけど、そうそう手が空いているとは限らないというか、破壊的なイノベーションならそういう方向を採用するのは難しそうだ。
でも、ヒアリング+開発+実行が同時にできたらどうだろうか? (極論だな、と書いてて思ったけど。ヒアリング=開発=実行)
S2 2.4風に言えば、BPELがEnterpriseならば、Tweega+BuriはSuper Aの方向なんだろう。しょぼいかも知れないが、必要十分であれば、破壊的なIには十分以上のはずだ。
つまるところ羽生さんの考える方向へ進むための最終兵器として着々と完成しつつあるということなんだろう。
思いつき。最小公倍数と最大公約数は、字面から最大公約数のほうが大きい値に見間違える。よってたかって決めた仕様は最小公倍数ルールに基づくことになる。みんなの要求を最小にまとめる必要があるからだ。しかし、おれさまが決めた仕様は最大公約数ルールに基づける。本当に必要なものが入っていれば十分だ。しかも最大化されている。外側にはみだしてしかも最小なものより、内側で最大化するほうが実は効率も効果も大きいかも知れない。少なくても最大を名乗ることができる。
いずれにしろ微妙にかぶる部分があるので、注目度を上げることにしようと思った。
ピエール以来音沙汰がないレオスカラックスの映画で最初に見たのは汚れた血だ。ユーロスペースがまだ桜ヶ丘の坂道にあった頃のことである(とか書いてみたり)。
HIVみたいな奇病が蔓延する近未来のパリ、ピーターと狼を口笛で吹きながら蟹みたいな顔をした主人公が謎の組織と謎のジュリエットビノシェに取り込まれて特効薬を盗むために動き出す。ロシュフォールの恋人たちよりもしかしたら長いワンショットの路上パフォーマンスとか。美しい映画だった(が、ちょっと冗長かも。僕はポンヌフやピエールのほうが好きだ。というのは余談ではある)。ジュリエットビノシェの美しい横顔にどきどきする様子とかが映画としてきちんと表現されていたのを覚えている。
が、犯罪物語ではある。万事快調といくはずはない。ついに、警察隊に包囲されていよいよ絶体絶命の危機がやってくる。このまま捕まってしまうのか。
主人公は警察隊の親分に対して言い放つ。「人質がいるんだ。人質を殺すぞ。人質は子供だぞ」
いや、いないんだけど。
そして、自分のこめかみに拳銃を突き立ててゆっくりと逃げ出すのだ。
構わず撃ち殺そうとする部下に、中年の警部だかが「子供の命はわれわれの未来だ」とかなんとか言って包囲を解かせる。
というのを思い出した最近のあれこれ。
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あそこの興奮のしどころは、再起動なしにランタイム中に動的にフロー(XPDL)やモデル(DBの列)を変更できるってところです。それにあわせて自動的にUIにもフィールドやアクションが追加されているってのが、もう鼻血(w<br>多分世界中を見渡してもワークフローエンジンであれをやれるってのはないんじゃないかな。特にモデルが変わっても平気ってのは、そっち系の人が見たら嫉妬するんじゃないかと(^^;;<br>キャンセルするというアクティビティを追加したときに、フラグを付与してないのもポイント。モデルフリーでフローを変更できるってのが嘘じゃないことをやってのけてる。<br>・・・てな感じで、相当に凄いことをやってたのです(^^)
>特にモデルが変わっても平気ってのは、そっち系の人が見たら嫉妬<br>そこだったのか! それはぜんぜん理解してませんでした。ご教示どうもありがとうございます。
あのデモは見た目で判断しちゃダメです(笑)