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どっかで、アウトバーンの哲学というような記事を読んだ。
最高時速を決めてないから、ヒルトップで急ブレーキの跡がつきまくってて(丘の向こうで渋滞ってことだろう)、アメリカ人の筆者はびびるというか、こいつらバカじゃないかと思うだかするってようなの。その点、アメリカでは100マイル制限があるから安全ですなぁとか。
(斜め読みしただけだから、間違っているかも)
これって、あれだね。
100マイル制限で安全ってのは、型チェックや宣言されていない変数の出現とかを事前にコンパイラするから安全ということみたいだな、と思った。
日本もそういう意味じゃアメリカ風で、60Km制限(首都高のほとんど)とか80Km制限(中央道のほとんど)とかだ。アメリカよりも(100マイルって120Kmくらいじゃなかったっけ)制限がきついのは車が小さくて頑丈じゃないからかな。
もし、その自動車の速度というか高速道路の運用に関する知見が国民性に根ざしたものだと仮定すると、プログラミングというかソフトウェア開発の知見にもそれが反映されていてもおかしくない。
とすると、ドイツでは大規模開発(高速道路ってのは空間が大規模なわけだから、そう考えてみた)でもPerlとかRubyとかPythonとかががんがん使われているのだろうか。
というか、いったい、どんな言語が開発の主流で(たとえばSAPは何を使って開発してるのかな)、どのようなプロセスが利用されているのだろうか。
いっぽうロシアではBASICで大規模をやっていた、ということはないだろうが、ロシアではどのような言語、どのようなプロセスが主流なんだろうか。
フランスはどうだろうか? PASCALとかだったり、いや実は(関数型言語が強いような気がする)OCamlとかだったり。
イギリスはどうだろうか。イタリアや、スペインは。長いこと鎖国してたポルトガルはどうだろうか。
アメリカでは〜が主流だから+半年で日本が後を追うってような話は聞くが、ヨーロッパはどうなんだろうか。IntelとMicrosoftはヨーロッパでもIntelとMicrosoftだろうから、実際にはアメリカと変わらないのかな?
追記:「全体としてドイツのITは日本よりも官僚風・職人風に見えている(hfuさんのブックマーク)」。TYPO3について言うと、違いがあるようなないような、微妙な感じですね。
これが基礎文献(最初のとっかかりとしても)だと思う。おれは単行本が出た瞬間に買って読んだから、手元のは初版でそれが2000年になっている。20世紀の終わりにルポされた21世紀の日本の姿を描いた本である。
文庫本に落ちてることだし、まずこれを読むとこから始めたらどうか?
身近な例として、2000年のこの本には出てこないが「未踏」に税金使うことの理由もここらから読めてくる。
真に興味深いのは、この本が文藝春秋から出版されていることだ。おかげで、その時点のトップが将来展望をわかりやすく言葉にしているのが取材できている。
結果的にこの本は、著者の思いは確かなものではあるけれど、本来届いて考えるべき人は気付かないまま、届ける必要がそれほどはない側に届いていろいろ考えることになる本となっている。まあ、書物というものはどうしたってそういうものになるけれど。国民が選んだ政治の通りに世の中がかっちりと進んでいるのだ、といえばその通り。
「ノブレスオブリージュ」という単語は早くもこの本で出てきているのだが、なんのことはなく、このときにはすでにノブレスオブリージュの登場を前提として話は進んでいるわけですな。それがルポされてから7年か。
東大への進学率での興味深い観点からの比較が出ている。直接的には所得についてではない。都立高校のいわゆる名門校の凋落についてだ。
逆の見方をすれば、機会が与えられているのならそれは生かさなければならないということでもある。
あと、気づいたが、ある程度の年齢の人間が語るとき、状況が数年単位で変化しているということを意識しないと意味がないね。結構ドラスティックに変化しているから。(おれのときはどうだった、みたいなのが単にそのおれさま個人の特異性だけでなく、時代特性まで含んでいるということ)
ちょっと間抜けなことをやってしばらく悩んだのでメモ。
次はだめ。
system "foo x y >/tmp/foo.log 2&>/tmp/foo.log"
さりげなく動くのだが、引数が正しく渡らない(っていうか、これは理由がわからないので、機会があったら調べるかも、と思ってやり直したら全然違う結果になったり、あまりよろしくない)。
追記:&の使い方が間違ってるのが原因でおかしな動きになってた。バックグラウンド実行になるから変だったのか。というか>& という書き方を中途半端に覚えていて無茶苦茶書いてた。正しくは、"foo x y >/tmp/foo.log 2>&1"
追記:以降はどうでもよくなったけど、まあ、残しておく。
正しくは
err = STDERR.dup STDERR.reopen('/tmp/foo.log', 'w') # 1.8では第2引数不要 out = STDOUT.dup STDOUT.reopen('/tmp/foo.log', 'a') system "foo x y" STDERR.flush STDERR.reopen(err) STDOUT.flush STDOUT.reopen(out)
なんか煩雑だ。
def system_with_log(cmd, path) out = STDOUT.dup STDOUT.reopen path, 'w' err = STDERR.dup STDERR.reopen path, 'a' ret = system cmd STDOUT.flush STDOUT.reopen out STDERR.flush STDERR.reopen err ret end
とかだな。
ジェズイットを見習え |
system "foo x y > /tmp/foo.log 2>&1"<br>ではだめなんですか?
あ、それは試してないし、普通はそうしますね。完全にその書き方忘れてました。<br>ちょっと試してみます。
あああああああ、&の位置を間違えて覚えてたのが原因か!<br>どうもありがとう。
位置じゃないね。
ドイツの道路の話ですが、こういうたとえ話はどっち向きの類似性も主張できてしまうという問題はあるかもしれません。ドイツのアウトバーンは制限速度はありませんが、「複数車線があるときは常に左側が追い越し車線である」というルールをほとんどみんな非常に良く守っていて、整然と車線変更している様が見て取れます。アメリカのフリーウェイは65mph(100km/hくらい)の制限速度がありますが、車線の使い方に関してはもうむちゃくちゃで、皆が俺様速度で好きなレーンを走っていて、抜きたい人は右から抜いたり左から抜いたり、あるいはゆっくり走っている車が横に数台並んでいてブロックしていたり、というカオス状態でもありますので。
横から失礼します。道路、面白いですね。日本も追い越し車線ありますし、エスカレーターの暗黙のルール(関東と関西で逆らしいですが)とか、なんとなく枢軸国というのを無責任に想起してしまいました。あっ、エスカレーターはどっちかというとコンパイラによる型チェックの逆だ。
>たとえ話はどっち向きの類似性も主張できてしまう<br>まあ、そうですね。どこに着目するか勝負だから遊び(連想ゲーム)みたいなものです。<br>アメリカの車線について、僕が結構気に入ったのは(アトランタ周辺固有かも知れませんが)どんなに渋滞してても相乗り専用レーンをみんなきっちり守って運用していることで、日本の有名無実なバス専用レーンや路肩とはえらく違うなあとか。<br>>暗黙のルール<br>アジャイルの規律みたいな感じですかねぇ。
相乗り専用レーンは守らないと数百ドルの罰金ですが、日本はどうなんでしょう?<br>似たような例で、駐車場がどんなに混んでてもハンディキャップトのところはみんな守りますね。
>数百ドルの罰金<br>あ、なるほど。日本だと路肩は一応違反キップ(2点)になるようですが(取り締まっているのを見たことないなぁ)、バス専用路線は単なる地方ルールのようですね(違法駐車がレーンをふさいでいるのでいずれにしろ厳守しようがなさそうだし)。<br>>ハンディキャップトのところはみんな守りますね<br>確かに、それも感じました。でも、こちらは日本でも店によって(ということは結局、その地域住民の意識だと思います)相当温度差があるようで、満車の時に、空いていると思ったら車椅子のマーク、という状態を結構見かけます。<br>>ハンディキャップト<br>なんか、感心しました。shiroさんはスマートですね。