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子供がなぜか観たがるので、観てきた。
ファンタスティック・フォー:銀河の危機 (特別編/初回生産分限定特典ディスク付・2枚組) [DVD](ジェシカ・アルバ)
なんと言っても映画館が、がらがらでびっくり。こりゃ打ち切り早そう。
それはそれとして、ファンタスティックフォーは、子供ころテレビアニメで良く見てたが、これが全然違う。確かゴム男のリードがゴードン(多分)で、ヒューマントーチがファイアーボーイで、インビジブルは全然記憶になくて、シングがガンロックという具合に名前からして違う。トーチなんてカタカナ誰も知らんだろうとファイアーボーイなのは良いとしても、ガンロックって岩(日本語+英語)だよな。しかも、ムッシュメラメラムッシュメラメラとか言いながら暴れてたはず。小学校ではみんなでムッシュメラメラムッシュメラメラとか唱えていたような記憶がある。早い話がファイアーボーイとガンロックの記憶しかない。
が、映画で観るとこれが全然違う。もちろん、陽気なバットマンが、暗黒大魔王のバットマンになるご時世だから(スパイダーマンだけは最初から悩んでいたけど)、ヒューマントーチは彼女を燃やしそうなもんですさまじく孤独だし、シングはすごく苦しそうだ。ヒューマントーチが冗談めかして彼女とのつきあいかたを相談すると(シングには彼女がいる)、シングは暴れだしてしまうとか。
しかし何より、この作品って、ゴム男のリードとインビジブルのスーの2人が科学者だという点がミソらしくて、そのてのナードをネタにした冗談が多い。
たとえば結婚式の前夜に、リードはヒューマントーチに誘われてクラブへ行くわけだが、そこで美女に囲まれる。まあ有名人だし。で、両側に美女を連れて何をするかというと、ビッグバンについて解説してたりして。
あるいはちょっとしくじったせいで、将軍と衝突するわけだが、そこで将軍に「おれは高校時代にはフットボール部でクォーターバックだったが、おまえは何をやってたんだ、アハン?」とか小ばかにされるとか。それに対して、顔を真っ赤して「おれは高校時代は勉強しまくってたが、おかげで今では21世紀最大の科学者で、元クォーターバックに助けを請われてるが何か?」とか言い返して肩をすくめられたり。もちろんこの将軍は愚かな行動の結果、黒こげになるわけだが。
というよりも、衛星間分散センサーシステムの構築とデバッグが楽しくてしょうがないもんで結婚式に遅刻しそうになるとか、変なガジェットをすごい勢いで叩いてたり(指がゴムなので驚異的な速度でタイプできる)なかなか好感が持てるキャラクターだったりするのだが、やたらとゆるい映画だった。
最初のやつは観てないが、ちょっとは観たい気もしないでもない。
ファンタスティック・フォー[超能力ユニット] <新生アルティメット・エディション> [DVD](ジェシカ・アルバ)
#ファイアーボーイに引きずられてだと思うが、ヒューマントーチをファイアートーチとかとぼけたこと書いてたので直したが、人間松明っていうと、長崎あたりのキリシタンへの拷問みたいで、ちょっとイヤかも。
つい、買ってしまったのだが、タイトルだけでおなかいっぱいだな。
カートラッセル、リーバンクリーフ、アーネストボーグナイン、ハリーディーンスタントン。他にもたくさんたくさん。
追記:おお、すばらしい。ほとんどがひいて撮っているせいで、闇が闇で、そこに人がちゃんといる。映画らしい映画だった。というか、最初と最後の音楽がちゃちくて、それがまた映画が始まるよ/終わったよ感で抜群。
#どうも、見ている間、ある感覚におそわれていて、それが割と最近感じたものだったんだけど、思い出した。カイルベルトのブラームスだ。
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