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Meって、そういう存在だったな。
起動が早くなるって鳴り物入りで出てきたけど、どうやっても以前より起動は遅くて、いったいDOS/Vマガジンとかのレポートはなんだったんだろう? ととても不思議に思ってみたりしたものだ。それだけならばまだいいが、98SEよりもUSBでつながったやつが変な動きをしてみたり、なんか余分なことを裏でしてるらしくてシーンと静まりかえってみたり、青くなったりいろいろ。98SEは良かったねぇ、とか言いながら、Meじゃなくて98SEをのっけたパソコンは売ってないのか? とか探してみたり(うそかも)。
で、みなさん、心置きなく16ビットのカーネルを持ったOSを捨ててXPに移れたというわけだ。っていうのも、32ビット版でコンシューマ用UIを持ったOSとしては、NT4、2000に次ぐ3番目としてのXPってのがあったからだ。
で、今32ビットのVistaが、エクスプローラが半透明の緑の棒グラフを出して妙に時間をかけてコピーや削除をしたりすることがあったり、IMEが不思議な動きをしてくれたり、少なくてもおれのノートパソコンは、蓋をしてからも数10秒くらいHDDがくるくる回っていたり(XPは蓋した瞬間にスリープモードの点滅を始めてただけに気になる)、起きなかったり、レディブーストしてても、別に変わらないように見えたり(メモリーの搭載量の問題なのかも。ある程度余裕があると、単に邪魔するだけだったりってことはないかな)、いや、なかなか愉快なOSで、Meに匹敵するような気がする。
(ただし、MeのUIは、98SEよりきれいだった。そしてVistaのUIは、XPよりきれいだ)
そこで気付いた。
コンシューマ用64ビットWindowsは、XP、Vista、次、で3作目になる。
つまり、Vistaは、16ビットのMeと同じ位置づけの32ビット版なのだ。
というわけで、次からはみんな64ビットだね。
さらに、思い起こしてみれば、16ビットのMeが腐っていたかも知れないが、32ビットのNT4SP4や2000はまともに動いてた。
ってことはだ、Vistaだって64ビット版はとてもまともなのかも。4G載せて、Vista64に移行すればハッピーかもなぁ(というわけで、今度、暇みてやってみる予定)。
なんて、見事な移行シナリオなんだ。柳の下の2匹目だな。
そこで陰謀論。つまり、32ビットVistaの出来加減ってのは、AMDやIntelの意向を汲んだものなんだぜ。
さていよいよ恐怖による支配
1984年 (ハヤカワ文庫 NV 8)(ジョージ・オーウェル)
ではなく、歓びによる(どの漢字がふさわしいかな? 悦びかもというか、「娯楽による」かも)支配についての本を読み始めたが、
いかに語彙が貧弱かと愕然としますな。小学生高学年程度なのかも。
180ページの本の17ページ分を読むのに、2時間弱かかるってことはとんでもなくのろいが、でも読めそうだな。ぱっと見て、10単語に1単語くらいわからない言葉があるが、同じことを異なる言い回しで示す書き方を取っているから、大意は取れているようには思う(が誤読の可能性もないわけではない)ので辞書を引かずにとりあえず読み進めてみる。
メタファーの意味が「暗喩」(言葉による表現技法)とは異なる意味のようだ。マクルーハンの「メッセージ」という用語は修正が必要でそれは「メタファー」だと書いているんだから、それは暗喩ではないだろう。多分、日本語だと表象とかが合いそうだ。あるものを直接示すのではなく別の言い方で言い換えたもの、なのだから確かに暗喩といえそうに見えるが、暗喩が修辞学に属する表現技法なのに対して、この場合は、メディアの限界によって直接表現できないため別の表現を利用して示しているという意味だ。というか、このメタファーに対応する訳語ってなんだろうかな?
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