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なんとなく読んだので、要約のつもり(いや、誤訳しそうなところはすっ飛ばしたものをさらに要約してるので、おおはずれかも)。
●Rails Is A Ghetto(Railsは吹き溜まり)
会社や個人を特定してばんばんやるぜ。こいつら寄ってたかっておれのことをこけにしやがった。文句あるなら、リングの上で待ってるぜ。このくそめらめが。
まずはケビンクラークだ。こいつは、おれをサポート扱いしやがったうえに、間抜けあつかいしやがった。
でも、すべての原因は、このばかが、リポジトリ上のconfigureファイルを消しちまいやがったことにある。これじゃ、チェックアウトしてビルドできるわけないじゃん。それをおれが間抜けなせいだといいやがりやがった。
Rails界隈はこんなくずばかりだ。
●Tied To The Rails(Railsべったら漬け)
おれは2006年の4から6ヶ月くらいを無一文で過ごしたんだぜ。そのほかといったらほんのちょっぴりだけ。MongrelとRailsのせいだ。
オビーフェルナンデスのおかげでマックで働く必要もなく、うまいことやれてたんだ。
Mongrelの前は、ニューヨーク市刑務所でいかしたソフトを作ってたんだ。REST XMLを使った監獄管理システムさ。
その前は、指紋認証機。ネットワークプロトコロル、ビジネスプロセスのデザイン、ソフトウェアチームのリーダー、ポータル作り、コンサルタントもね。
なんてこった。Mongrelの後ときたら、すべてのジョブが消えちゃった。ちんけなスタートアップばかりがおれに近づいてくる。くだらねぇSNSを作りたいとか言いながらだぜ。
●The Stories I Could (and will)Tell(おれが話せる(つもりの)物語)
ある会社ときたら、1週間につき2時間のメンタリングに対して、あらゆる書類を書かせようとしやがった。馬鹿か?
別の会社は、結構良い条件だったんだ。ところが、それはRFPにMongrelで有名なおれの名前を入れたかっただけなんだ。実際に仕事が始まると、あっちからアーキテクトがきて、こっちからコンサルタントが来て、その会社の役立たずがリーダーになって……おい、おれの居場所はどこにあるんだ?
別の会社は単純な修正のためにおれを雇った。5分で片付けたら、それじゃ金はやれないな、ときたもんだ。
NYCの会社は上げたり下げたりした上で、すぐ金が欲しかったのになかなか払わないと言いやがる。おれの仕事はなにかといやぁ、Mongrelのカスタマイズなんだぜ。(要約注:よくわからない。NET-30ってなんだろう?)
そして、たわけたSNS野郎どもだ。
Googleときたらねぇ。2回ほどオファーがあったんだ。でも、それが初級シスアドなんだぜ。え? このおれが初級シスアド? 馬鹿野郎。まともなポストを用意してきやがれ。
●Revenge Of The Zen Prick(禅ちんこの復讐)
バンクーバでのことだ。そこにはRailsはなかったわけで、ちょろいRailsの仕事をやったわけだな。ちょろかったぜ。しばらくして、メールが来た。
「お前のコードはかすだ。ブラックリストに乗ってるから、2度とこのあたりの会社は、お前を雇わないぜ。失せろ能無し」
なんのことだ? おれはほとんどコードを書いてないんだぜ。そりゃJavaのライブラリをリバースエンジニアしたやつとか、ソースがないやつのパッチを作ったりしたぜ。だからといってブラックリストってこた、ねぇだろ?
でも野郎は、これをバンクーバ中に回状を出しちまったってわけだ。おい、八方所払いかい?
そしたらメールがまたきやがった。
「やぁ、すまん。ブラックリストにのってるのはShaiだった。君はShawだね。気にしないでくれ」
なんだって? しかも後になって実際にはブラックリストなんて無いとか言いやがったし。
でも、そんな具合でバンクーバはおれの居場所じゃなくなった。(要約注:だと思うがわからん)
●How'd this Happen? (どうしてこうなっちまったんだ?)
てな具合に、馬鹿ばかりだ。
おれは貧乏だから、修士課程が終わりそうなところで中退しなきゃならなかったんだ。でもほとんどMBAなんだぜ。ほぼ完全なソフトウェア開発教育も受けてるし、モデリングも統計学も、社会学だってそうだ。 そのおれさまが、こんなMBAのなりそこねの車のセールスマンからどう思われているか知ってるか?
ただのコード猿だぜ!
Railsから手を引いて、Mongrelから距離を置いて、Rubyコミュニティから離れて、さておれは自分のビジネススキルを見直してみた。なんでRailsコミュニティが役立たずで、馬鹿で、傲慢なのかわかったよ。
2007-1-20にDHHとこんなやり取りがあったんだ。
DHH:fastthreadより前は1日あたり400回リスタートしてたんだ。
DHH:今、10回くらいで済むようになった。
おれ:そりゃ良かった。
おれ:で、相変わらずfastcgiを使ってるのか?(要約注:間違いかも)
おい、よくみてみろよ。DHHがだぜ、ほかの誰でもないDHHがだぜ、1日400回リスタートだってよ? fastthreadより前は。GCとスレッドのバグをだぜ、メンタルガイがfastthreadで直すまではだぜ(メンタルガイはすげぇやつだ。まるで忍者だよな)。
わかるかい? Railsの開発者本人のプロダクトは、4分に1回リスタートしなきゃ使えない代物だったってことだよ?
もし、DHHの言ったことが本当だとしたら、やつは、おれたち全員をペテンにかけてたってことだ。
実際のところ、DHHがやったこたそんなに悪くはない。野郎はあのくそたれなJavaをぶちのめしたわけだし。これでクラっときたんだよな。ああ、おいらは馬鹿だったよ。
GC、スレッド、それにIOが怪しいっておれが言ってるのに、デイブトーマスだのマイケルコジアルスキやらチャドファウラーだのは全員、それを否定したんだ。あのひでぇcgi.rbのバグを覚えてるかい? おれがMongrelの修正版をリリースしようとしたら、デイブとマイケルは、3ヶ月待ってくれとか抜かしやがったんだ。やつらのせいで危険な状態が3ヶ月続いたってわけだよ。
つまり、最初から嘘ばかりだったんだ。
●The The Idiots Came(そして、バカがまとめてやって来る)
Rails肥溜め理論をうまく要約するとだな、マイケルコジアルスキを観察すればよい。あの醜いデブ野郎のことだ。オンラインでは大口叩きやがるが、面をつきあわせりゃただの糞だ。
まあ、誰もあいつのこた知らないだろうよ。
ちゃんと調べる前は、おれにとってはRailsは金がなるプラットフォームに見えたんだ。だから気にしたしMongrelも提供してやった。でももう知ったこっちゃない。おれが手をひけば、マイケルは肥溜めの中に沈むのさ。ざまぁみろ。
もっといかしたフレームワークが出てきてるぜ。Merbとかさ。Mongrel Plus Erbだけど、Erubis使ってるんだぜ。Railsのコアがスレッドがどうしたとか叫んでるのを尻目にうまいことやってるんだ。
Rails野郎たちが、もうちょっとおいらに敬意を表してくれて、言葉に耳を傾けてくれてれば、助けてやったんだけどな。でもやつらはそうしなかったんだ。
ん? おれが間違ってる、Kozはすげぇコーダーだって?
おまえらRailsのあのくそを覚えているか? URIに;が出てくるやつだ。そりゃパスパラメータだぜ。Mongrelはまともなパーザを持ってるからそんなんじゃまともに動かねぇよ。で、誰がこの間違ったことを仕出かしたか知ってるか? Kozだよ。
Railsには、Kozみたいな連中でいっぱいだ。あいつがどれだけバグを入れたか見てみろよ。日付パーザを見てみたらどうだ? ヒント:1月が30日じゃないこともあるんだぜ。
バカしかいない町にはな、スマートな人間の居場所はないんだよ。
●The Hysteria Of Consultancy(コンサルト会社のヒステリー)
ThoughtWorksときたら(要約注:めんどうだから略)
え、なんでおれがそんなくずどもと働いたのかって? そりゃIBMやアクセンチュアなんかよりはましだからだよ。やつらはRailsを次のVBにしようとしてるんだからね。(略)
●From Industry to Corporate(産業から企業へ)
(略)
で、ThoughtWorksはRailsを次のCOBOLにしようとしてるってわけさ。
●Fighting Consulting Firms(コンサル会社との戦い)
(略)
●More To Come
まだ続くぜ。こんだRubyカンファレンスのあほくささと、どうしてピッケル本がRuby殺しなのかについて書くぜ。
というぐあいに、RubyやRailsに文句をたれてるわけじゃなくて、DHHを含むRails界隈に集まった人々に文句をたれてるわけだな。というか、「おれはコードが好きなんだ」ってのが泣かせるなぁ。
ところで、アメリカではプログラマ(それもMongrelの作者のようなレベルの)の地位が低いということなのかな? それは、そこらのブログで見かける、日本ではプログラマ(技術者)の地位は低い。それに対してアメリカでは……というような話とはずいぶん違うようだけど。ビジネスロジックプログラマの仕事はインドへ行っちゃったけど、コアテクノロジーのプログラマは……というような話もあるけど、Mongrelの作者にしても(書いてることが本当なら)そんなに仕事はないようだけど、それって学歴のせいなのかな? だとしたら、これまたそこらで見かけるアメリカでは技術本位でどうしたことうしたってのとはまた異なる様相だな。
というわけで、世の中は必ずしも一枚岩でもなければ、紋切り型でどの国はこうであの国はどう、っていうような議論が成り立たないという例がまた見つかったということなのかも。
追記:上で軽く感想を書いてるけど、誤読に基づいてたみたいなんで、ちょっと困ったもんだが、直しようがないので、そのまま。米国の就職については、shiroさんのツッコミを参照してください。その他、ツッコミ欄でみなさんからの指摘を受けて修正してます(元のはコメントで残してます。日記にSCMは使ってないし、まあコメントで修正履歴を残すってのもありかなぁとか)。
別の追記:なんか読み直しているうちに、本人はきつい軽口程度のノリでバカバカ書いているだけなんじゃないかな(本気では怒ってない)とか、思わないでもない自分に気づく。DHHの400回ってのも軽口っぽいし、Javaをたたきのめしてくれてありがとうみたいなことも書いてるわけだ。ただ、それとKevin(誤解からZedをdick呼ばわり、これってずばりちんぽこ野郎みたいな言葉だよね?)やKoz(ばかなURIの組み方のせいでMongrelがだめ扱いされたのか?)についての怒りは別とか。
追記(1/16):いいやつオビーによる解説も参照のこと。
まあ、そうは言っても、Zedがあれを書いたおかげで、Ikegamiさんの日記を読めるわけですね。
……そうか、車のセールスマンってZed自身のことと読むのか(良くわからなかった)。(2重に間違って読んでた。訳を略した部分のMBAの考え方のところから、セールスマンは求人側のことで良いのだ)
ジェズイットを見習え |
オビーフェルナンデスは悪く言ってないと思いますよ。<br>「Obie rocks, and he’s also a good family man, treats his kids well, and is very smart. He’s one of the few gems of the Ruby world.」<br>って言ってますし。
>オビーフェルナンデスのくそ野郎のせいだ。<br>ここはまずい誤訳。原文は<br><br>If it weren’t for the totally kick ass Obie Fernandez I’d probably be slogging away in some McD’s screaming, “you want fries with that?!” He got me a really good gig in Florida and I was able to get back on my feet. Obie rocks, and he’s also a good family man, treats his kids well, and is very smart. He’s one of the few gems of the Ruby world.<br><br>で、ここでは Obie Fernandez をヨイショしている。Zed的には OF は見方。Kick Ass は褒め言葉で使う場合も多いっす。<br><br>Dan the Proofreader of Yours
どうもありがとうございます。修正しました。<br>#Kick assって、そうか、活を入れる程度の意味ですね。
Kick ass は“活を入れる”って意味じゃないと思います。<br>Kick ass ほとんど cool と同じ意味ですね。
そうなんですか。どうもありがとうございます。
「そのおれさまがなんで、こんなMBAのなりそこねの車のセールスマンみたいな扱いを受けなきゃならないんだ?<br><br>おれはコードが好きだからさ。」<br><br><br>ここは<br><br><br>「そのおれさまがなんで、こんなMBAのなりそこねの車のセールスマンみたいなやからに、コードしか書けない猿みたいな扱いを受けなきゃならないんだ?」<br><br>」
翻訳ありがとうございます。<br>最後の「ピックアックスが」の箇所は「“ツルハシ本”が」の方が良いかもです。
Shaw氏本人のことは知らないので、あくまで一般的な話なんですが。<br><br>USでは技術者を雇ったり個人コンサルに依頼したりする時に、referenceを取るのがごく普通です。これは、対象者がかつて一緒に仕事をした人や顧客に雇う側がコンタクトして、対象者の人となりや仕事ぶりを尋ねるというものです。そこでの会話は日本的社交辞令とは程遠く、雇う側は曖昧な返事じゃ納得しないし、答える側も対象者の実状とあまりにかけ離れたことを言ってしまうと信用を無くすのでちゃんと答えます。<br><br>なので、「技術的にはすごいけれど一緒に仕事をするのは難しい」というような評判が立ってしまうと困ったことになる場合はあります。<br><br>(なお、業務経験を積んだ個人コンサルを雇う時に学歴を気にすることはまず無いと思いますが…私の知らないところではあるのかもしれません)。
>takさん<br>うう、要(赤字強調だし)の個所で誤読してましたか……。修正します。<br>>えんどうさん<br>ピックアックスでRuby本だとわかると思うと思ったんですが、ピッケル本という表記のほうが多いみたいなんで、そう修正します。<br>>shiroさん<br>そうなんですか。参考(には……ならないかな?)というか、興味深いです。まあ、雇用側も大変だというのはジョエルの本とかにも出てきますね。
んーこんなアホな中学生がしゃべってるみたいな英語<br>訳すの難しいですよ。翻訳ありがとうございます。
いちおう<br>>ThrougtWorksときたら(要約注:めんどうだから略)<br>Thoughtworksときたら(要約注:めんどうだから略)
お、どうも。直しておきます。
NYC Dept. of Correction というのは NYC の刑務所を管理する部門のことではないでしょうか。どう訳せば良いか思い浮かびませんが。
う、なるほど。監獄管理システムなんですから、そりゃそうですね。修正します……と思ったけど、確かになんて訳すんだろう? 市の警察署を市警と訳すことから考えると単純にNY市刑務所かなぁ。
Dept. of Correction<br>は「矯正局」と訳すのではないかしら。<br>あるいは「感化院」とか。
なるほど、どうもありがとうございます。ただ、日本語で矯正局ってSFっぽい気がして(リアリティがない感覚)ちょっと使いたくないですねぇ。感化院はずばり大当たりぽいですが、僕には少年犯罪限定みたいな印象があるので、これもちょっと(いや、もちろん、本当にそうなのかも知れませんが)。