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今日は、TurtoiseSVNの64ビット版を入れた。
次、ダウンロードしてあるiTunesSetupを実行しようとしたら64ビット版を入れろとのありがたいお告げ。で、64ビット版インストーラをダウンロードしたわけだが……タスクマネージャでみるとiTunesだのDeviceなんちゃらだのは全部32ビットなんだが。インストーラだけが64ビットというアップルクォリティ(=羊頭狗肉)?(追記:iPodServiceというような名前のサービスには*32が付いていないので、そのあたりは64ビット版なのかも)
で、iTunes Storeだが、まず解除をやってから登録したら認証マシン数はなんとなく数が合っている(余計に食われていない)。NICのMacアドレスとかHDのSerial#とか、MSのアクティベーションと同じようなリソースを参照してるのかな? であれば、結構なことだ。
で、32ビットiTunesで音楽を流しながら、Java6 NetBeans6付き。これは32ビットバージョンだけみたいだな。
で、Meadow3.0。当然32ビットバージョンのみ。
で、Visual Studio 2008(32ビットバージョンしかない)。しばらく放っておいたら.NET Framework 3.5(x64)のインストールエラーという赤い×がやまほどついたダイアログが表示されていて困る。が、どうもWindows Updateと重なったのが原因らしくて、再起動してやり直したらすんなり入りつつあるまますでに1時間程度。面倒なんで、あとはほったらかしで明日やる。
(しかし、NICは快調。ということは、Vista SP1がものすごく臭いんだよな。というか、64ビット版がうまく動くようだから、一回外して放置されているGefo8600 512Mを復帰させるか、どうか迷いどころ(余分なことして動かなくなるのは現時点では致命的)。
もやしもんの影響もあって、菌類が熱い。というわけで、キノコの本を今は読んでいる。
いやあ、不思議な世界ですな。
たとえば、菌類には肉食と菜食がある。何が違うかといえば、作り出す酵素が違う。肉を溶かす酵素を出すのは肉食。
菌ってウィルスとは違って、つまりはキノコの仲間だから、根っこを伸ばす。ということを押さえておく。
人の皮膚というのはすさまじく頑健でそこに潜り込むのはほとんど無理な話だ。しかし傷があると、胞子はその湿り具合に大喜びでかもしはじめる。でも、ある程度までかもすと抗体に追い出される。でも免疫不全な病気にかかっているとそうはいかない。どんどん菌糸が伸びて、もし上へ進めば脳みその中にネットワークが張り巡らされる。グッバイスプートニク。そうでなくても小さい子には結構つらいものがある。
子供のころ、ハタケってのにかかったことがあるが、あれはコロニーだったのか。
地上最大の生物の鯨よりもはるかにでかいのは数100万年かけて成長したアメリカにあるキノコのコロニーで22エーカーに及ぶ(数字はウソかも。鞄から出すのが面倒なのでうろ覚えで書いている)。
キノコは森の中で一番温度が低い生物だ。キノコは胞子を発射して増える。キノコの傘(の下のヒダ)が結露したら、胞子はヒダから外に出ることはできない。
冬虫夏草にとりつかれた蟻は木を上っていき、そこで死ぬ。病気にかかったらコロニーから遠ざかって死ぬように蟻はプログラムされているからだ。おかげで冬虫夏草の胞子は高いところからまんべんなく空に跳んでいくことができる。
麦角を作る菌は、ライ麦に発生する。パンを焼く程度の温度では死なない。手足の先端の毛細血管を食い荒らすので、最終的には手足が腐敗して落ちる。すさまじい激痛。しかし、激痛を抑えて宿主をハッピーにさせるためか、強力な幻覚を起こす。主成分はLSDに良く似た効果を発揮する。セーラムの魔女狩りが起きた年の気候はこの菌が大量発生する条件に合致している。おそらく、セーラムの魔女に呪われたり毒を盛られた人や、魔女の集会について語って火にあぶられた人たちは、麦角つきライ麦パンを食ったのではないか。
などなど、語り口(+翻訳)は、いささか悪い冗談口調ではあるが、思いもかけないことがたくさん。アスペルギルス属は2種類の形態を取り、もやしもんに出て来るオリゼみたいな形(これは単体で胞子を吐く)と、丸っこい形(これは2種類の型が融合して増殖する)のまったく異なる形態を取る。菌にはそのてが多い。そのため、気づくと同一種が2種類登録されているので名寄せが大変だった、とか。で、それに気づいたフランス人の兄弟の研究に触発されたドイツの植物学者が、昆虫になったり魚になったりする生物についての研究を発表する。それに対してイギリスの科学者が徹底的に攻撃する。ドイツの植物学者は学問の看板を降ろしてハッピーな文人生活へ移行した。
「うわさの真相」ってなんで変な書き方するのかすげー不思議だったが、そうか、噂の真相という雑誌を知らないからか、と気づく。固有名詞だと知らないから、ひらがなにしてしまうってことか。
というわけで、知識の共通基盤(70〜90年代の一方の雄だったわけだが)の崩壊をひとつ知った。っていうか、廃刊になったのも当然かも。
ジェズイットを見習え |
ライ麦パンについては、以前にどこぞかで見聞きした覚えがありますね。現在それに配慮した製品作りがされているといったような内容だったかしらん。
配慮してほしいですねぇ。おっかないもん。
呼ばれたかと思いました
呼んでないけど、ちょと意識しますた。すみません。