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昨日から鼻水とくさめがひどくてついに会社を休む。で、おそるおそる病院へ行くと、すぐに結論が出るはずもないが、確かに昨日と今日では鼻水が異なる。風邪みたいですなぁということで少しほっとする。
たださんも指摘されているが、スタートアップが雨後の筍のようににょきにょきしているらしいアメリカと異なり、いったい、この日本で誰がこの本を必要とするのだろうか?
と、実用書として読むといささかスタンスが不明にはなるものの(追記:でも思い出したけど、おれはジョエルテストを少なくとも2/3はクリアできるようにしたつもりはあるのだよ)、例によってジョエルの歯に衣をそれほど着せない(でもバランスは取ってたり)物言いと、きびきびと歯切れ良い青木さんの翻訳は、抜群におもしろく、息つく間もなく読了。実際、鼻が詰まっているから息はつけないのだが。
これ、たぶん、ヒーローものとして読めばいいんじゃないかなぁとか、思う。思う分だけ微妙に自省してみたり妙に劣等感を刺激される面もないわけではないけど。
つまり、これはどっちの側にたっても、つまりスーパースターを雇ってじゃぶじゃぶ金を湧かせようと考えている側に立とうが、豪華な個室でおもちゃと148インチの有機LEDを与えられてOCamlを駆使しながら世界を変えるスーパースターの側に立とうが、なにか一種のドリーム仮面の世界なのだな。
おれ、これのあっち版を知ってるぜ。島ko1じゃなくてげふんげふん。
そして、たぶん、あの人たちが島なんちゃらをおそらく大喜びで読んでいるように(そして立場の違いと諸条件を無視しておそらくなにかの教訓も引っ張りだしてるんだろうよ処世術)、この本もまた、大喜びで読み、何か役に立つ情報を得れば良いのだ。実におもしろいことは保証する。
それにしても、P.62におけるパラドクスの指摘は実に鋭い。解放された人は解放されていずにむしろ洗脳されているだけ。これ、自分にも向けているよな、だから深呼吸。
と、翔んだ世界からこんだ、技術の世界に目を向けるまでもなく、深呼吸して、技術評論社さんからというか正確には編集者2.0と言われている稲尾さんから、献本していただいた本へ突入。
受託開発の極意―変化はあなたから始まる。現場から学ぶ実践手法 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)(岡島 幸男)
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