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これは労作。
コンピュータの歴史の本を資料的に一冊買うのなら、これで決まりじゃないだろうか。そして、仮にこの本に誤りがあってもそれが事実として語り継がれることになる、そういう本だ。
まあ、どうしてもこういう1950年代などについても書いてあると、そのあたりから80年代までのメインフレームについての記述に興味を持つのだが、IBM一人勝ちが必然だったことや、それはそれとしてカウンターカルチャーとしてDECがどれだけ重要だったかといったことなどが語られることになる。当時の固い、にもかかわらずSF(50年代のSF映ぽい)的なコンソールの写真の数々。意外にCDCについてページが割かれていて、それがちょっと意外(CDCの役割という点からも、この本が重点をおくところがどこかという点からも)だった。
カバーの見返しには、MS-DOSがなぜそれほどまでに重大なのか、それが単にキルゴール(だっけ?)キルドールが飛行機に乗っていたからでもゲイツが目端が聞くからでも、IBMが間抜けだからでもなく、必然だったことがどうしたとか書いてあるが、そこは読まなかったけど、そのあたりについても読めばおもしろそうだ。
小さな字でぎっしりと、この本を書くために費やされた労力と資料と関係者への取材を考えると、ぜひにも買っておきたいところだが、ちょっと手元がしばらく不如意なので棚に戻した。
ジェズイットを見習え |
ゲイリー・キルドールでしょう。>キルゴール<br><br>新・電子立国で観た死の直前(数日前?)に収録されたという<br>インタビューが印象に残ってます。
そうでした。直します。というか、どんなインタビューだったんですか? 知りたいなぁ。
話の内容の細かいところは覚えていないのですが(CP/MやIBMとの契約の話がメインだったような)、<br>怒りを表すでもなく、諦めに沈んでいるでもなく、物静かに語っていたのが印象的でした。<br>NHKアーカイブスで観られないのかなあ?<br>http://archives.nhk.or.jp/chronicle/search/?q=%E9%9B%BB%E5%AD%90%E7%AB%8B%E5%9B%BD&submit.x=0&submit.y=0<br>第5回?
新でないほうなら保存してあるんですが。残念。本もでているはずなのにもはや見つかりませんね。
そういえば、昨日のNHK特集のアメリカのトウモロコシ農家の作戦が強烈でした。<br>それはそれとして、探すのが大変ですねぇ。キルゴールというタグが付いていればいいのに。
また、書き間違えた。というか自然に書いているところがなんとも。なんでだ? ゴッゴルの影響か、それともドゴールの印象が強いからかな?