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総武線に乗っていたら中野で革のジャンパーを着た疲れた雰囲気の中年未満若者超えという雰囲気のおっさんが乗り込んできて隣に腰かけた。
で、この男がにんにく臭いのだが、そこで不思議なことに気づいた。
おれは、どうもにんにくの匂いそのものは嫌いではないようだ。そういえばキムチも食うし、ラーメン屋に行けば壺が空になるくらいすりおろしたにんにくを入れてしまうくらいだ。嘘だろうな。
にもかかわらず、どうも不快だ。
可能性はいくつかある。
1. 属人性。小汚いおっさんから臭うから臭く感じる
2. 人間フィルター。にんにくを人間が食った結果の匂いは臭いのかも。おならじゃないけど、人間フィルターはたいてい物事を悪いほうへ作用させるようだし。
3. 実はにんにくの匂いは嫌い
……3.ってこたないだろうなぁ。
ってことは、1か2だ。
でもないか。
4. おれが食べるにんにくは良い香りのばかり。隣のおっさんが食べてきたにんにくは臭いにんにく。
野菜も生き物だから個体差ってのはあるだろうし、産地とか調理法でも変わってくる可能性が高い。
とか、考えていたら高円寺で男は降りて行った。
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