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子供に水たまりなら、選択肢(横を歩け)1つ与えるほうが良いかも知れないが、かならずしも、肯定的な唯一の方法を示すのが良いとは思えない。
もし、水たまりに入るな、というのが指示であれば、飛び越える、違う道を行く、船を造る、抱っこしてくれとねだる、選択肢はいっぱいある。後は想像力と実装力のバランスの問題だ。
でも、Aしろ、というのが指示であれば、Aするか(正解)、Aしないか(不正解)になってしまう。(あえてやろう、Bである、ということを選択するのが難しくなるので、それをやって、しかも成功するとプロジェクトXとなる)
評価者にとっても被評価者にとっても、後者のほうが楽だが、それが良いことかは別問題だ。
ケースバイケースなのかも知れないが、おれは、「水たまりの向こうへ行きなさい。ただし、水たまりの中に入ると失格です」のほうがいいなぁと思った。ゴールとルールが示されるという方法だ。
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