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18:00以降が本命という気がしていたが、都合は都合なので、夕休みで離脱。
実のところ午前中で帰っちまおうかと思ったが(というか普段からテレビを見慣れてないんだからしょうがないかなぁとか思った)、志村さん、酒井さんと一緒に昼飯食ったので、そのまま戻ってしまった。
そしたら、クラウドのやつで取り戻して、次のプロトタイピングがどえらくおもしろかった。帰らなくて良かったと志村さんたちに感謝。
クラウドのやつでは、トップバッターの荒井さんがSaaSだのPaaSだのIaaSだのの言葉の定義から入るプレゼンで、結果的にクラウドとは? の土台を与えるからディスカッションのトップとして良いプレゼンだと思った。
で、高井さんのムードメーカーっぷり(に意識的になろうとしているのか、単に地なのか、時々雪崩のように地滑りもしている)が楽しい。
というか、SIヤーがどうだのとかの話になったときに、「では1000人規模の受託開発案件で、支払いは完成したブツの承認後、となったときに、バッファとしてのSIヤーなしでどうやるの? 自転車乗るの? 2年とか3年とか食わずに?」というやたらな正論を吐いて、場を凍りつかせたような。きっと、そういう規模のソフトウェアを想定してないんだろうな。キャパは大規模、機能は小規模とか。iPhoneアプリなんてのはそういう感じだから。とすれば参加者が、大体、クラウドといったときに、どういうソフトウェアを暗黙のうちに想定しているのかが窺えて興味深かったりした。
で、圧倒的にプロトタイピングのやつはおもしろかった。
おれは、Sourceforgeとかgithubとかに誰からも顧みられないソフトウェアが死蔵される状態こそが適正だと考えている(10000の挑戦があってこその1つの果実)。それがハードウェア(というかガジェットというか)で可能となり、どこかの倉庫群(中国あたりかなぁ)がハードウェア版Sourceforgeのストレージとなって何億何兆の(ロット100として、つまり何億ものプロジェクトがある状態)ガジェットで埋め尽くされていて、そしてそういった文化も消え去って数千年後に掘り返されて、オーパーツとしてそのころの人類の心を震わせる世界を夢想して感動した。
言われるまでその発想はなかったが、言われるとコロンブスの卵だなぁと思う。
歴史を振り返れば、実に正しい発想で、成功は約束されていると思う。
メインフレームの商用利用、オープンシステムの企業システムへの導入、インターネットからイントラネット、と同じ筋。
1企業グループに10社あり、大樹に寄りかかる中規模業者(独立系)3〜4社の面倒もみるデータセンターとかコンピュータセンターを考えれば、プライベートクラウド(というよりIaaSとかPaaSってことか)というのは必然で、AzureだけじゃなくてGAEにも当然そういうビジネスがあるんだろうな。
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