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ネトレプコとビリャゾンのラボエームが届いたので、早速子供と観る。
ラ・ボエーム デラックス版 [DVD](アンナ・ネトレプコ)
うーむ、えらく微妙な。映画なのかなぁ。映画だけど。屋根とか。難しいもんだな。アップを多用し過ぎかも。
三幕はすごく良い。歌もメイクもセットも演出も。
一幕は最近っぽいミミの仕掛け説。階段から上を見上げて太陽のところ。画家がいい(と思ったら吹き替えの役者だった。どっちにしてもアテレコだからどうでもいいのかも)。にしても先に行かせていきなりとは気付かなかった。第三者のおばさんを階段のところに組み込むのは映画っぽい。
四幕は音楽家(この人も役者らしい)の手持ちぶさたっぷり。マフのところはいい演出。ここでのネトレプコのメイクはなにがなんでもやり過ぎな気が。既に死んでいるよ(どこかで見たと思ったらスリラーの変身後のマイケルジャクソンだ)。
ビリャゾンは眉毛と三白眼が強調されている。もしかしてフォトジェニックなのかなぁ。音域に難があるらしいがおれにはわかんないや。ロドルフォの声としては好きだ。ムゼッタは歌と演技はムゼッタ。でも顔はベス。
音楽は原曲通り。ちょっとテンポは早めかも。出だしと最後は完全に無音だからテレビじゃ流せないな。
と、微妙ではあるけれど、家にあるラボエームとしてはカラヤン&フレーニより今後はこっちかな(フレーニが三幕でわたしは死ぬのね、と悟るところの控えめさは……と書いて気付く時代によって変わるミミの性格)
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