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上野でロイヤルバレエのリーズの結婚。リーズは先日の熊川版ロメオとジュリエットで来日したロベルタマルケス。相手はコボーの代わりに真夏のオベロンをやった人。
小柄で可愛いので、妊娠して子供は二人、いや三人、おいたをしてはだめよペンペン、あら見てたのね、恥ずかしいからハンカチかぶって……みたいな演技が実に微笑ましい。階段滑り台にしろ、やたらと母親に熱を計られるのも。逆にタイミングをきちんととる必要がありそうだから難しい演目かも知れない。でもリーズは2回目なのでコラの出現シーンを待ち構えてしまって、逆にちゃんと観れなかったかも知れない。もっと威勢良く飛び出して来るように思ってたのかも。
音楽の適当さといい内容の文字通りのギャフンっぷりが実にくだらない演目だが、その分、純粋に退屈させない面白さがあって、リーズの結婚って好きだな。
それにしても演出はともかく幕までこないだの牧阿佐美バレエ団のリーズとおなじだったが、ああいうのは演出権料なんかと一緒にセット販売しているのか、それとも世界中で融通しあっているのか不思議だった。
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