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日々の破片

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2010-07-20

_ レコード屋さんはフェードアウトだろうなぁ

タワーレコードに行ってつくづく思うのは、ほとんど博物館状態だということだ。

確かに、客は若いんだけど、平積みで並んでいるものの大半が、あれおれタイムスリップ? な感じだ。

いや、もしかするとレコードという仕組みからいつの時代もそういうものなのかも知れないと、過去を思い返してみると、確かに80年代にもビートルズやストーンズが並んでいたりしたけれど、でもそれ以上にニューウェーブやハードコアパンクとかが並んでいた。だからこそリアルタイムでジョイディヴィジョンやローリーアンダーソンとか聴けてたわけだし。

コントロール デラックス版 [DVD](サム・ライリー)

手元のファクトリのVHSのライブと確かに似ている。そのうち観る。というか予告編をたまたま観たら最後にアトモスフェアが流れていて突然ブームが再来しているのだった

それに確か10年くらい前はテクノだったし。

でも、今、タワーレコードに行くと、並んでいるのはおや懐かしいというような作品ばかりだ。廉価コーナーが古いというのはまだわかる。1000円コーナーにプリンスの1999やパープルレインが置いてあるのはまあそんなものだろう。でもABC順のメインのコーナーででっかい位置を占めているのがなんか懐かしい感じがするのはどうなんだろう。

1999(PRINCE)

クラシックはもともとが伝統芸能だから、いつだって古い芸術家が棚を占めているのはわかるからまあ良いとしても、あるいは、ロックもクラシックなジャンルになったのかな? ちょうど、シャンソンが80年代には伝統芸能になってしまって、いつでもどこでもイブモンタンとシャルルトレネとピアフばっかりで、イブシモンやベルナールラヴィリエ(だったかなぁ)やシャグランダムールとかはなかなか置いていなかったりしたのと同じような状態なのかも。

O Gringo(Lavilliers, Bernard)

お、合ってた。おれはグリンゴ言葉はわからん

では、何が今の音楽なんだろうか? そんなものはもうどこにもないのだろうか、とか。たぶん、J-POPのフロアに行けばよいのだろう、たぶん。ってことは、外来語からますます消費者は離れているという傾向だってことなのかもね。


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