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はやぶさのカプセルを会社の同僚と観に行って、そのまま丸善に入ったわけだ。
すると、強烈な表紙の本が正方形に積み上げられていて100万部突破とかポップされている。
「これ、そういえば読みましたか?」と相手が訊いてきたので「ううん」と答えた。すると、「では貸しましょうか? すごくいいですよ。とてもいいですよ。僕なんかついでにこっちも買ってしまいますよ」といって、これまたその正方形の隣で正方形にうず高く積み上げられた山からエッセンシャル版を取り上げてレジに並んで買っている。
いらねぇとは言い難い雰囲気なので借りることにしたら次の日に本屋のカバーにくるまれたそれを貸してくれた。が、まだ修道女フィデルマを読んでいたのでとりあえずそこらに置いておいた。
さて翌日、家に帰ってすっかりそれを忘れていたので、あれカバーが付いているが(おれは本屋のカバーは手触りが悪いので嫌いだから、基本的に不要と断るか、仮につけられてしまった場合は速攻で捨てる。したがってカバーが付いている=おれの本ではないということがわかる)一体なんの本だ? と取り上げてページをめくったらカラー口絵のページが出てきて、はて、なぜこのような本がここにあるんだ? 子供はそれほどラノベとか読まんし、というか判型も変だし、と一瞬悩んだ。が、思い出して、読み始めたらあっという間に読み終えた。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(岩崎 夏海)
それにしても頭の良い作者だなぁと、その発想に感心しまくり。後書きで「自分のことだと勘違い」とか書いているところをみると、少なくとも高校生向けに書いたのではないようだが、ビジネスマン向けだけで100万部が出るとは思えないから、老若男女、誰でも読めるようには考えているのだろう。専門家の通訳ね(専門家の閾値がずいぶんと下がったような気がするが、おそらく実際に下がっているのだろう。そこを見極めたというのも要点だな)。しかもイノベーション。メタな構造がおもしろい。また、文体が内容に即していて、なるほどなぁ、こういう文章表現を使えば良いのか、などえらく感心する。
マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則(ピーター・F・ドラッカー)
で、なぜこちらも一緒に出るのか、そこはちょっと不思議な気はする。
・というわけで、同工異曲の女子マネージャが、コビー7つの習慣を読むというのをこねくり回してみたが、おれにはだめだ。
雪見酒さんから、swinがバージョンダウンしているとメールを頂いたので、調べたらライブラリを作成するスクリプトを間違えていた(というか、もう少し複雑なのだが、どちらにしてもミスはミス)ので、修正。
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