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アマゾンへ行くと、ジャックロジェの作品集を買えと勧められる。
誰だ、それ? と思う。作品の名前を見ても見当がつかない。
検索すると、日本のウィキペディアが引っ掛かるのでそこを読む。ジャックロジェ
アディーフィリッピーヌはそれは素敵な映画だったが、作家の名前はまったく忘れていた。
しかも驚くことに、われらの時代のシネアストたちで、あの素晴らしいジャンヴィゴの回を撮ったのか。それはまったく知らなかった。知らなかったが、冒頭、二人で船へ歩いていくシーンの長い引用は忘れられない。
しかも、ブニュエルの回も撮っていた。羊。サドゥール。
もしかしたら、捏造記憶かも知れないが、サドゥールがブニュエル映画の深淵について語る。切り替えてブニュエルが語る。金がないからああなった。切り替えてサドゥールが深遠な読みを語る。切り替えてブニュエルが語る。なんとなくおもしろそうだからああ撮ったんだ。切り替えてサドゥールが懊悩しながらブニュエルの哲学性を語る。切り替えてブニュエルが下品なバカ話を始める。
そんな感じだったような。
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