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日々の破片

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2012-03-17

_ 協力者への報告を兼ねた礼としてのまとまった文書

たださんの『 「後世に残る」のは紙か、電子か。』のコメント欄が興味深いと、ムムリクさんが指摘されていて、おやいつの間にと読み返し、脳裏に浮かんだのは、トルコの村の人たちに(不本意なところは多々あるけれども)ようやく形になった文法書を配って歩く小島剛一の姿だった。

漂流するトルコ―続「トルコのもう一つの顔」(小島 剛一)

広く永くそこに記された文章を伝えたたい、ということであれば、おれも間違いなく電子化され(検索可能な状態で)置かれるのが良いだろうと思う(それがまさに遍在するということだ)が、個々の協力者への礼としては、有形のものの価値はやはり高そうに感じる。

爺さんだか婆さんだかが、孫だかひ孫だかに、戸棚の奥に大事にしまってある四角い紙の塊を取り出して、「ほら、ここのところは私が教えてあげたことなんだよ」とか「ほら、ここに私の名前が出ているでしょ」と示す姿は容易に想像がつく。

もっとも、iPadみたいな端末でGoogleを開いて、検索して表示されたページを指さして、「ほら、ここのところは私が教えてあげたことなんだよ」という姿を想像することもできてしまうなぁ、どちらにしても、孫やらひ孫やらが受ける印象はあまり変わらない気がしてきた。(無理矢理違いを考えると、前者のほうがきわめて私的な空間が作られていて、昭和30年代っぽい印象だ)

いずれにしても、両方あったほうが良いってことになるだろうけど。

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_ ただただし (2012-03-17 11:29)

ムムリクさんの指摘へのリンクが正しくないような。こっちかな?<br>http://mumrik.air-nifty.com/blog/2012/03/13_whichorwith.html

_ arton (2012-03-17 11:38)

おお、本当だ。直します。


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