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亀井亜紀子が、インタビュアーに答えて、あの連中は実に笑わせてくれる。だいいち、建党の精神に則り云々と偉そうな事を書いているが、建党の時点で参加した者は一人もいないじゃないか。という趣旨の発言をしていた。
悪くない発想だ。歴史の積み重ねによる理念の喪失と変容であるとか、万事は耳打ち遊びとか、エピゴーネンの俺様解釈とか、どちらでもあるから、意味はないけれど、難癖つけるには良い方法かもしれない。
ただ、紀元節にくだらないことを言っている連中の前に瓊瓊杵尊(なんかiPadが変換したが本当か?)が降りてきて「ばかもの、建国の当事者でもないかすのくせに建国の精神を騙るんじゃねーよ」と、説教を喰らわすってこた、あり得ないのが実に残念だ。大昔のしかも存在したかどうかさえあやふやな理念を持ち出してくるだけでただの三百代言ということはわかると思うのだが、実に奇妙な風習だ。
建国精神講話 (1939年) (建国教育講演集〈特輯号〉)(満州帝国教育会)
で、それと比較すると、ワシントンやジェファーソンと比較しようとすればできてしまう分だけ、アメリカ合衆国のほうが誠心を求められそうだ(が、そんなこたないだろうなぁ)。
トマス・ジェファソンと「自由の帝国」の理念―アメリカ合衆国建国史序説 (MINERVA西洋史ライブラリー (35))(明石 紀雄)
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