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もう1年近く前になるが、ONKYOのスピーカーを買ったわけだが1万円ちょっとのスピーカー(実際にはLinux+VLC改とかの分、高い)とは言え、結構良い音がしてうれしい。
(もっとも、最初に床に置いたらひどい音だったのだが、置台を設置したら満足が行くようになった)
で、そうなると今度は机の上のSONYのやつがさすがに古びて来たので(音は相当気に入っているのだが、スイッチングノイズはすごいし、ちょっとスィッチをいじると右側から音が出なくなったりする(ステレオケーブルが原因かと思える場合もあるのだが、どうもそうではなく、内部の結線もおかしくなっているようにも思えるが、ばらしてどうにかする気にもならないし)、こっちも買い換えたくなった。
で、妙な形をしたUSBスピーカーを買ったのだが、後先考えなかったのが間違いで、音を出すPCは2台あったのだった。1つはWindowsマシンでいろいろ音は使う(DVD見たりYoutube見たりcourseraのフラッシュ見たりいろいろ)し、もう1つは古いMBPでiTunesの巨大母艦(100GB超えてるし)でこれは本気で重要だ。
Olasonic USBパワードスピーカー (イタリアンレッド) TW-S5R(-)
で、さっきからショルティとニルソンのトリスタンとか聴いているのだが、なんか弦の音がやたらと厚くてちょっと不自然な気がする(ソロが入ると異様に近くで聴こえる)ことを除けば(と書いた時点で8000円のスピーカーの音じゃないなと気づく。安物の音はもっと薄いものだ)なかなか良い感じだ。
後、USB外付けということから持ち運び用かと思ったが、ずしりと重くてちょっと無理っぽい(たぶん、上に書いた音の厚みを支える必要があるからだろう)。見た目が安っぽい(おれはキッチュだから悪い意味ではない)赤いプラスティックなのに、実際には鈍器なのだった。
Tristan Und Isolde(Wagner, R.)
(ここ数年、ショルティの明解さがすごく好きだ)
ふと、このスピーカーでリコとか聴いたらどうなのか? と思ったら、
やーもう、勘弁してください状態というか、なにこれすごい。
(音酔いして3分以上聴いていられないのだが、定位がおかしいわけではない。なんだこれ?)
ブラックベアードとかは持ってないし、ニューエイジステッパーズは捨てちゃったからなぁ(と、ダブを聴いてみたくてしょうがなくなっている)
そうか、PILがあった。が、メタルボックスとかはいまいちだった(ジャーウーブルのベースはさすがにサイズ的に辛いのかな。キースレヴィンが五月蠅すぎるので、やはり中音域にバイアスがかかっている)。
しかし、フラワーズオブロマンスの変なドラミングとかは切れがあっていいかも(ただ今度はスネアが五月蠅すぎる)。
サイケデリックファーズみたいなギターバンドでもやはり音酔いして勘弁っぽい。というか、ギターバンド(エコー&バニーメンとか)は全滅。気持ち悪い。
と、音源をとっかえひっかえした結果、現時点でこのスピーカーで気持ちよく聴けるのはサリフケイタだった。
適当にスカスカしていて切れ良くドラミングが入り、ボーカルが男声、中音のメロディライン系の楽器があまり使われていないやつ。(ただ、中音が全然入らないパートではペナペナした音がする……)
というようなことをやっているうちに、ボブマーリイの聴き直し大会になっていた。
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