著作一覧 |
アマゾンの注文をいろんなマシンからするのだが、あらためて面白いなと思うのは、アマゾンのログインユーザの識別クッキーが、ユーザだけではなくマシンにも紐づいていることだ。
そのため、iPadからアマゾンへ入ると履歴やお勧めがiPadから参照するものが多く(文学が多い)、HTCJからアマゾンへ入ると雑多で(ぶくま読みとかするかして、そこからアマゾンを参照することが多いからだな)、メインのPCからはオーディオや猫グッズばかりになる。
既に購入した商品のページでは、どの端末から入っても購入済みと表示される(というか、アカウントがおれになっているから当然だけど)ので、ログインユーザに紐づいているのは間違いないが、それだけではなくログインしたマシンにも紐づいている(最後にログインした日時に紐づけているのかも知れないけど)。
Facebookとかだと、これまでログインしたことがないマシン(というよりもクッキーの有無だろうから、ブラウザが異なれば別マシン扱いとなるけど)については、よからぬ可能性を想定して識別/問い合わせをするし、ユーザだけではなくマシンを識別すること自体はそれほどおかしなことではない。
しかし、アマゾンは小売なので、別の考え方もできるはずだ。
つまり、同じユーザなのだから、履歴表示やお勧めを共通化することだ。
そこで、アマゾンのモデルとしては、ログインするマシンによって購入するものの傾向が異なると判断しているのだろうと考えてみる。実際、最初に書いたように、おれの端末ごとのアマゾンに対するユースケースは異なるので、この仕様は合っている。
でも、たまに、さっきPCで検索した商品を履歴に出してくれ、と、iPad使いながら憤ることもある。この場合、マシンは無視してユーザだけを見てくれということになる。
アマゾンの仕様は、AとBに分けて試した結果なんだろうか。それとも、たまたまアマゾンはマシン単位の履歴管理という選択をしたということなんだろうか。実際のところ、どちらが便利なのだろうか。
ジェズイットを見習え |