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Ruby忘年会に行って、すごいものを見せてもらった。
TechCrunch Japan主筆の西村さんのスマホ入力の速さだ。
ちょっと前、西村さんがTechChrunchへ移籍する直前くらいのことだ。西村さんがfacebookに中国やインドを旅行している最中のやたらおもしろい投稿を投げていて、読むのが楽しみだったのだが、そこでスマホだけでの旅行でこれだけ書けるからもうPCはいらないとか書いていて、さすがにそれは無いだろうと思いながら、しかしもし本当にこのクォリティの文章をスマホだけで打ち込んでいるのだとしたら、いったいどういうIMEを使っているのかそれが不思議でならなかった。あるいはすごく時間をかけているとか?
で、今日、その話を聞いたら、本当にスマホだけだよと教えてくれた。入力に使っているのはGoogle日本語入力(フリックで、五段ではない)。iPhoneではなくGalaxy(多分、Galaxy Noteの仲間だと思うが忘れた。5インチより一回り大きい)。重要なのはiOSでなくてAndroidだという点。カーソルで修正ができる(これ、おれも感じている)。
実際に入力するところを見せてくれたが、速い。へたな人のキーボード入力より、むしろよっぽど速いくらいだ。(地下鉄に乗っていると、無茶苦茶高速なガラケーメール入力している女性を見かけることがある。それよりは遅い気もするが、スマホの物理キー無しという点と、日本語のちゃんとした文章の入力だという点を考慮すると、やはり速いと思う)
入力するところを撮影させてくれたが、以下の通り。(撮影されているから遅いと言い訳しているけど、速いよ。後半、変換を左手でやると説明しているあたりから、さらにスピードアップする)
西村さんによれば(もちろん計測したわけではないだろうけど)、PCで2~3万字/日に対して、このデバイス(Galaxy)でも2万字/日はいけるとのこと。重要なのは書くべきことがあるかどうかだというけれど、書くことは入力できる能力に支えられるから、やはりこの入力がすごいのだと思う。
動画を見ると、両手を使う(したがって、通常のスマホより一回り大きいことが重要となるのだと思う)ことがスピードの重要な要素のようだが、それならGoogle入力の五段のほうが得なのではないかと聞いたら、両手で入力しているが、指ごとの役回りを決めているわけではないとのことで、たまに右と左が交差してわけがわからなくなることがあるとか。あと、とにかくカーソルで移動できることの重要さを強調していた。というわけで、文章入力系の人は、iPhoneを捨ててAndroidにしようよ。
他に僕が不思議に思ったのはGoogle日本語入力を利用している点だ。というのは、僕自身は、Google入力は変換精度が低すぎて使い物にならないと思っているからだ(結構、長いこと、おそらく1年半は使っていた)。とにかく出て欲しい変換結果が出て来ないことが多々あり、いらいらすることはなはだしい。というわけで、HTCJ ONEに買い替えたのをきっかけに今はATOKを使っていて、こちらの変換精度にはそれなりに満足している。余談になるけれど、現在最悪の評判の勝手に契約されるauスマートパスだが、ATOKを利用できるから、僕にとってはまったく良いことだった。
ということもあって、Google日本語入力で問題ないか聞いたら、西村さんは変換結果に問題はまったく感じていないそう(むしろ良い結果らしい)なのだとか。想像するに、おそらくWebメディア用文章入力なので、その意味では最適な結果が得られているのだと思う。
いずれにしても、あの速度でスマホに文章を打ち込むのを見られたのは眼福だった。すごかった。
・思い出した。両手入力のきっかけは、韓国(上で書いた中国-インドの前は韓国旅行だった)ではみんなスマホに両手遣いでハングル入力しているのを見て、影響を受けてやってみたとのことだった。ハングルの合理性もあるのだろうが韓国人はすごいな。
追記:arinoさんはもっと速いらしい。が、西村さんのは意味的に推敲同時進行の文章入力なんだよなぁ。
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