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アスキーというかカドカワの鈴木さんから実践的TypeScript入門をいただいた。
JavaScriptは嫌いではないのだが、いかんせんfunctionと打たなければならない点とか厄介なことが多いので、OSSから企業提供のものまでいろいろバリエーションが出てきているが、マイクロソフトのJavaScript改がTypeScriptだ(という理解であっているはず)。
まあ、Visual Studioでインテリにセンスしまくる前提だからだろうけど、functionはfunctionのままで、すごく大雑把に(おれさまが考える)特徴は、
1)型チェックさせたければできる
2)クラスベースで型を拡張できる
3)モジュラー指向(インターフェイスがあるのはこの文脈とおれは理解した)
だと思う。
GoogleのDartほど大げさではなく、CoffeScriptほど簡潔ではなく、ActionScriptよりはモダンというとこかな。
で、そんなTypeScriptなのでTypeScriptで言語仕様(pdf)を読めば使えるが、そうは言っても英語はいやとか仕様は固くていやというような人はいるだろうから、そういう人には最初の良き友達となると思う。
値段も2000円を割っているし、薄さも200ページに満たないので必要なところをさっと眺められる。
JavaScriptプログラマのための 実践的TypeScript入門(川俣晶)
というわけで、とりあえずTypeScriptのサンプルコードを見ながらささっと使えるようになるというような目的にはお勧めできる。VSを画面に広げて試してみるなら、電子書籍より紙の本のほうが場所を取らないので良いだろうし。
ただ、何しろ出始めでイディオムとかが見えているわけでもないので、実践「的」というのはベストプラクティス的な意味合いはなく、読みながら学習する向き(理論なし)というような意味だろう。
あと、ほんのちょっぴりNode.jsを使って型安全なNode.jsプログラミング用としてTypeScriptを使う方法が書かれている。が、著者はNodeで使うのに否定的な見解のようだ(Nodeより前の時点で、サーバーサイドをこの手の言語でプログラミングすること自体に懐疑的なのかな)。
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