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昨日、朝、外に出たら妙にちらちらした黒いものが横切る。
コウモリにしてはちょっと小さいし、そもそも明るいし、変だな、と思って良く目をこらすと実体がない。煙のような小さな龍のような、でも一番近いのは梵字だ。
これは本格的に眼がおかしくなったぞと思い、調べると、そういう飛蚊症らしい。
これまで飛蚊症というのは急に明るいところを見たら、ユスリカみたいなのが瞬間的に見えてすぐに消えていくやつのちょっと激しいやつ程度の認識だったので、差し渡しが4cmくらいある梵字も飛蚊症とは思わなかった。そのうえ、全然消えない。
しばらく観察しているとなかなかおもしろい。視点を変えていないつもりでも実は結構動かしているというのが、梵字が目の前を横切るから良くわかる。目で負うとそれに連れて逃げていくというのもおもしろい。が、でっかな分だけ実に目障りでもある。というわけで面白がってばかりはいられない。
しかもどうやら年を取ると普通に出てくるらしいが、場合によると悪性のやつもあるらしい。
悪性だと困るので眼科に行って、眼底検査を受けたが、検査用に2回にわたって点眼した瞳孔を開く目薬というのがなかなか衝撃的だった。4~5時間はそのままだから車の運転したり書類読んだりはできないと言われたが、なるほど、瞳孔が開きっぱなしというのは、こういうものか。世の中すべてがハレーションしているみたいに見える。しかもピントがあまり合わない。
で、結論としては悪性ではないらしくて安心した。2年くらいはそのままだと言われて、不思議になった。2年たつと消えるのか? 消えるわけではないが形が変わるし慣れるから気にならなくなるだろう、とのことだった。
それにしても、気にすると気になる。気にして目で追うとますます目立つ。厄介なものだな。
ジェズイットを見習え |
私も大きいの飛んでます。眼底出血した後、血管の切れ端みたいに見えるのがずっとふよふよ。ほぼ透明になりましたが消えないですねえ。<br><br>瞳孔拡散剤を入れた後仕事に戻ったら、普段気にならないCRTのフリッカーがものすごく気になったのを覚えてます。
僕にはフリッカーは気にならなかったけどなぁと思ったら、今は液晶だからですね。CRTを見ている時は無意識に相当激しく瞳孔が拡大縮小を繰り返していたのかな。