著作一覧 |
久々に上野でバレエ。
アルブレヒトはワディムムンタギロフという人。颯爽と出てきて性格は悪くないが困った王子に合っている。一方のジゼルはマリアネラヌニェスという人。ふわふわした子供っぽい感じのいかにもロイヤルっぽいジゼルで、足音もほとんどなく素敵だ。
母親がやたらと説明上手な人だったり、王様(か、その従者。黄色い服の人)が実にきびきびした手の動かし方で見惚れた。6人組では男女ペアが実にうまいものだった。
2幕。ウィリの女王がやたらと長い踊りを踊る。足音が結構するのであまりウィリっぽくない。墓をウィリが囲んで輪を広げるとジゼルが登場。
ウィリと書いて、メリーウイドウのヴィリと同じものなのかなと気づいた。
ヒラリオンは2人に連れられて池に投げ込まれる。
ロイヤルのジゼルはDVDで観ているが、演出というか解釈はちょっと違うように思った。母親が説明的なのだが、どうも母親は兄妹(母親違い)の関係を恐れているのではなく、どちらかというと単純に素朴な娘なので心配しているように見える。最後までしつこいアルブレヒトを投げ飛ばす。
それにしても観始めるまできれいさっぱり忘れていたのには驚いた。観ているとあの曲、この踊り、この人物でこの舞台と思い出すのだが。それとやはりバレエのオーケストラは技術的にはいまひとつだなぁと思った。
ジェズイットを見習え |