著作一覧 |
昼間、池尻大橋のあたりから山手通り(新)に入り高架になっているところから富ヶ谷のところまで全然他に車を見なくて、あまりの気持ちよさにしびれまくる。
そうか、お盆だった。
というわけで、晩飯食った後、妻と毎年恒例のお盆ドライブに出た。
新宿通りから紀国坂に入りニューオータニの脇に続く道へ左折して、そのまま赤坂、虎ノ門、新橋、昭和通りに入ってから銀座方面へ左折して三越の角を右折、京橋、日本橋とするする流れる流れる。
この間、ほとんど信号待ちの常に先頭(つまり、滞留している車がない)
特に感動的なのは新橋で、夜9時ともなれば酔っ払いが傍若無人に徒党を組んで道路を横断してはタクシーとぶつかってあたり一面の阿鼻叫喚の地獄絵図が日常茶飯事な場所とは思えない。高歌放吟も怒声も異臭も急ブレーキ音も何もない。新橋が静謐を取り戻す日だ。
京橋から日本橋にかけて、街並みの美しさに感嘆する。すべてのビルが明かりを消すと、街燈が実は素晴らしいデザインで規則正しく配置されているのがずーっと遠くまで見渡せるからだ(車のテールもフロントもライトが無いのも効果的)。
時々、妙なふらつき運転をしている車を見かけると、すべてがすべて多摩ナンバーで、どうも運転の練習に都内に来たのかも知れない。普段はまったく目立たないので妙に目につく。
歩道や信号で見かける歩行者は、大体が家族連れで、手に荷物を持っているのでおそらく観光客なのだろう。
と、お盆気分をさんざん味わいながら神田へ入って、靖国通りを左折した瞬間、直進した先が煌々と光り輝いているのに気づく。秋葉原だけが妙に明るい。はて。
そこで小川町のあたりで右へ曲がり不忍通り(だと思うのだが、中央通りの1本西の道)に入り、神社のところで右折して中央通りへ向かう。
人がいっぱいいるじゃん。店もやっている。
亜土電子前の信号がない横断歩道がいつも通り、車のことなど眼中にない連中によって封鎖されているのをはね飛ばしながら中央通りへ左折して、おびただしい人の群れに目を疑う。ソフマップになったTゾーンがまだ営業している。
なぜ、秋葉原だけこんなに人がいて、店が開いているのだ、こんな時間に。
(コミケ)という言葉が唐突に脳裏に浮かぶ。流れてきた人間がここに集まってきたのか?
それから湯島のほうへ左に入り、水道橋から竹橋へ抜け、内堀通りから246へ右へ入り、そのまま靖国通りに入って市ヶ谷で右折、飯田橋で箪笥町のほうへ左折して京王ストアで買い物する。ここはやっていた。
防衛庁のほうへ左折して四谷三丁目で右へ新宿通りに入り、内藤町の郵便局のジムで赤チームを駆逐してから帰路へついた。
ジェズイットを見習え |