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某所からの書き込みテスト。というか、見えるものは得ることができるものなので、するまでも無いのだが。
豚じゃないが、考えてみたら、赤き死の仮面は舞踏によって意図を隠し、火酒(いや、ポートワインかも)を使って火刑とする(ここでも、ジャンヌダルクと関連を持つ)。
使われないバインダーキャンペーンから、EAというのがこの半年のITプロの動きだとしても、すでに2000年ちょい過ぎあたりから、DOAとTechEDあたりで言い出していたということとを考えあわせると、中期的な展望のもとにやっていることは間違いないわけだし。
ユースケース駆動によるプロセス飽和に対するアンチテーゼとして、DOAを持ち出してくるということの意味を考えると、単にメインフレームユーザへの口当たりの良さということだけが狙いではなく、比較的現実的な戦略の上でのことと考えても良いだろう。もちろん、そこには知らざるすなわち持たざる者が世界を獲得するためには、なによりも下部構造を押さえなければならないという明確な意思が見え隠れするわけで、必ずしも額面通りに受け取る必要もない。ある意味においては、DOAというのは、バータリーな手法だ。とりあえず寄せ集めるという作業が手っ取り早く済む上に、その後の構築もスムーズに運ぶことが考えられる。少なくても入力仕様と出力仕様までは、そのまま進めることができるだろう。これは、まさに、持たざるものの選択として利にかなっている上に、それなりの対立軸を描くことで、陣営分けをしやすいというメリットもある。(って言うか、まるでモノリシックカーネルフレームみたいなもんだ)。いっぽう、ユースケース駆動でのモデル化は、そこから実装へ進むためには、どうしようもない断崖に直面せざるを得ないだろう。具体的に落としていても要求仕様と機能仕様の間に断絶があるのに、それよりもさらに抽象度が高いのだからなおさらだ。逆に、その断絶をごまかす煙幕としてUMLを採用したと見ることも可能だ。その意味では、バインダーと何ら変わりはないのだが、詐術としては非常に巧妙で美しい世界を描くことができている(既に)ので、こちらのほうが知的レベルが高ければ高いほど引っかかりやすそうに思える。
_ クローズドな世界が、上位レイヤーにおける抽象アーキテクチャの仕様書きと、第3世界の労働力による実装という方向に進むことが、収益構造からの必然ならば、後は野となれだ。
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