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退屈で予測可能なコンピュータという表現はおもしろい。しかし、心構えを伝えるだけでそれほど役には立たなくも思える。逆に、全然わかってない人間に心象を形成させるという意味では、うまい記事かも知れない。
著作で幾ばくかの収入を得てしまったので、それが(収入面からは)本業では無いにしろ、出版文化の行く末とは無関係とは言えなくなってしまった。
それは、「文化」なのだから、たとえば、炭鉱のようにより良い代替の出現により消え去ったり蓋をしてしまうべきものでは、無いかも知れない。そのようなものは「産業」だ。しかし、そこで金銭が動き、というか市場が形成されているわけだから、「産業」としては滅ぶものかも知れない。
しかし、「文化」なのだから、古式泳法なんかと同じで、1部の好事家によって細々と残るもの、かも知れない。
多分、古書店問題というのは、大した影響ではないだろう。そこで動く金の大きさは、本来、なかったものだと考えたほうが正しいんじゃないかと思う。すべてを自分に引き寄せて考えると、大きなものを見失うとは思うけど、BOOK OFFで買った本は、すべて、新刊書店では買わない本だし。まあ、あれだ、CDの売上が落ちたのはなぜでしょう、と同じことだ。
それより問題は、本の物理的なサイズじゃないだろうか。うちのように、1haの書庫がある豪邸でも、すでに物理的に本が収納しきれなくなって、いつアルカンのようになるかわからない状態だし。って言うか、そういう家に住みたいものだが。
もちろん、MSDNマガジンが消えたのは、企業の定期購読が減ったからで、それは企業が削れる経費をすべて削る方向へ動いたからで……というようなことはあるだろうし、非常に大きな側面だとは思うが、景気が悪いのはどこでも同じで、今までよりもボールペンの消費量が下がったとかバインダーの消費量が下がったというようなことと同じようなレベルじゃなかろうか。全然、関係ないけど。
#いや、解決策(とりあえず、出版社にお金がドバドバ短期的には入る方法)は、知ってるんだけど。やっぱ、ポルノ解禁でしょ? 本当かなぁ?
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