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日々の破片

著作一覧

2003-06-26

_ 消えた1000字が読みたい

と思う時。

_ 竹の国からこんにちは

やあ、本って言ったらやっぱり竹簡だよね。でも、IMEが変換してくれないくらいには、過去の遺物なんだけど。

というわけで、本というものは無くならなくても、紙という媒体はなくなるかも。放っといても100年たてば塵となる酸性紙問題ってのもあることだし。

要は、あのサイズ、重さ、可視性が保たれれば良いのだから、100グラムのA4またはB5サイズのPADコンピュータ(解像度2000×1600くらいか)で、無線LANでファイルサーバからテキスト取ってきてくれれば、とりあえずOKだ。

骨が溶ける難病だというのはデタラメだが、それでも基本的には寝っころがってないと疲れるから、どうしても本が手放せないというだけで、寝っころがって読めれば、それでも構わないな。できるかなぁ? そのうちできそうだなぁ。できて欲しいな。

_ 樅の木は残った

1950年代末期、ハリウッドにパニックが訪れる。テレビがやって来たんだ。

生き残る道を探せ、とばかりに、ザナックみたいな大物が参謀を集めて知恵を搾り出す。映画にあってテレビに無いものなーんだ? −−スクリーンのでかさだ、と声が大きい誰かが叫ぶ。「それだ!」

かくして、ハリウッドは悪夢の10年間を迎えた。

あのすばらしいニコラス・レイはアル中になって消えてった。北京の秋で疲れきったからだ。友達のジョゼフロージーはそもそもレッドパージで亡命してたし(って言うか、赤狩りで半死になってたからっていうのもあるかも)。キューブリックはスパルタカスとかをソツなく撮ったけど、だから、どうだというわけでも無い。ベンハー?

どちらかというと答えはヨーロッパにあったんじゃないかな。おふらんすじゃ、タコ殴りを先頭に、息もつかさずに(商業的な成功はここまでか)、獅子座の王手飛車取り。イタリアでは太陽、太陽、たくさんの太陽。雨だ雨だ、カメラを回せは、この場合、関係ないかな。でも、殺しは好きだとパゾリーニは言った、革命前夜。書物のような映画はいらない、映画のような映画が見たいんだ。

というのとは、違うんだな。

というわけで、そろそろ1.8対応をはじめるか。でも、VC6だけど。

_ それはFUDじゃないんじゃないかな

もともと、先見的に0点だとみなしている相手に、100点です、と持ってけば、嘘こけ、となるに決まってるから、いやぁ、0点と見ているとは、これはなかなか手厳しい。でも、さすが、ご慧眼。まだまだ100点とは言えませんからねぇ、へっへっへ。とりあえず、30点ってとこですかね。でも使えないってこた、ないんですよ。

というタイコ持ち的な手法なんでしょ。それに対して、100点なのに30点とはふざけやがって、というのは違うんじゃないかな。誰に対して、誰が話しているか、を読まないと。

#世界は果てしなく広いから、なんとなく自分が世界の中心にいるような気になるが(そして、そう考えたほうが実は良いのだが、きっと)、歴史が始まる前、人はけだものだった。

_ これは本物のFUD

一方、こっちは本物。まず、問題となっているのはLinuxなのに、なぜかApacheの名を出したり、オープンソース全般の話に汎化してしまっている。しかも、ガートナー(この場合、客観的な第3者の象徴)が「基幹業務」への使用を控えろとアドバイスをし始めたと書いている。裏づけは? なぜ、ガートナー好きのZDNeTに、その記事は無いの?

なんとなく、主眼は、「無保証」の放棄にあるようにも読めるが。それにFSFが「所有」を認めるべきではないと言っているとは初耳だ。LEFTすると言っているのだと思うが。って言うか、端的にいえば、共有しよう、ってことだろ? 共有と所有の差ってそんなに重要か?

って言うか、すべてがSAPになった日を想像してみよう。どちらにしても、カスタマイズしなきゃ使えない。しかも、そのカスタマイズは、その企業の内部でしか意味を持たない。すなわち、そのカスタマイズ結果については、共有する意味がないから、その企業の所有でまったく問題ない。いっぽう、元ネタのSAPはどの企業でも使えるから、現時点では(というかSAPがSAPである限り)SAPに大金を払って、ソフトウェアをシェアさせてもらうというわけだ。

もしSAPがSAPでなく、GPLなら、どうだろうか? カスタマイズした結果を再配布することがそもそもありえない。それは誰に取っても無駄だ。しかし、問題があって、元ネタを修正したらそれはフィードバックすべきだろうが、もちろん、修正するような企業がそもそも少なくて、大抵はAS ISで使い問題があれば回避する。このタイプのソフトウェアがオープンソースであった場合の問題点は? 別段無いように見える。JBossじゃないが、作りっぱにしといて(わかるやつは勝手に使って、フィードバックするだろうし)、カスタマイズで食うことができる。億の金が動く世界だからね。それに出版社なんかの周辺産業も恩恵に預かれる。

問題は、開発のための初期投資がいつ回収できるか、とかのビジネスモデルになってくるだけのような。

っていうか、原文を見たら、lawyer FUD!とか書かれてるな。

_ 補足

考えたら、ガートナーのレポートには非公開のものがあるから、この弁護士が自分が顧問をしている企業から見たというセンもあるから、必ずしもガートナーがそういうレポートを出してないとは言い切れないか。

向こうの記事にはあるのか

_ 不思議なこと

そう言えば、以前から不思議に思っていたんだが、Linuxへの移行をためらう理由としてスキルとか言う言葉にお眼にかかることが多い。

そりゃ一体なんだ?

AIXならIBMにお金を払い、WindowsならMSにお金を払う。同じようにLinuxなら赤帽やイントラ逆さ読みにお金を払うことができるじゃん。

自社? AIXのカーネルハッカーが自社にいる? そんなバカな。

もちろん、赤帽やイントラ逆さ読みのスキルが不安ということなら、それはそれで考え方だから良いんだが、どうも、フリーそれは無料という頭しか無いらしいところがおかしいね。はなから、サポートをどっかから買うという頭がLinuxという文字を見た瞬間にすっとんでしまうらしい。って、言うか、そういう頭しか無い世界だから、ビジネスモデルとしてなかなか成立しにくい状況があるんだろうが。

このへん、考えてみたらミラクル躍進ってのとからんでるな。

#SI屋のスキルを心配してるってことか? うんうん。

_ 先細りの道

Book1st。SONSという別シリーズがあるが、とりあえず置いておく。樹の話の上下もあるが、これも置いておいて、結局、目当ての本が無いので、移動。

大盛堂の新しいやつ。樹の上だけがある。

旭屋。何もない。

天気が良くて機動力があれば、ブックセンターまで足を延ばすとこだが、それはさすがに無し。

来週新宿に行ったら紀伊国屋だ。


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