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作っとけ。と身に染みて思う今日この頃。
子供のころは、道端に生えてるタンポポとか積んで帰って、良くオシタシ(いいよ、変換できなくても。「浸す」からほんとは「おひたし」だってこた知ってるから)にして食べたよね、と言ったら、原人ビビを見るような顔で見られた。そりゃ、そうだろう。だって、でまかせだから。
どーして、こー、集中して何かをしようとすると、とりとめもない、たわごとばかりが、うわごとのように、次から次へと沸いてくるんだろう。人間だ者。そうだ物。
ジャングルで道にまよった
大きな花に囲まれた
これからどこに行くのだろう
サボテンの野で道にまよった
赤い大きな車を乗り捨てた
コヨーテの背に乗って逃げ出した
草原で道にまよった
四足の獣が寄って来た
ダチョウの背に乗って逃げ出した
大鷲の背に飛び乗って
青い豆から外に出た
黒い川で道に迷った
舟はあるけど漕ぎ手はいない
ワニの背に乗って逃げ出した
大雨の中で道にまよった
傘さえ流れて溶け出した
象の背に乗って逃げ出した
粘土砂漠で道にまよった
誰も気付かず過ぎ去った
そのままずっとさまよった
大鷲の背に飛び乗って
青い空から外に出た
ジェズイットを見習え |