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これからブラザーベア。
このあたりの(どう考えても単なるお子様)映画を字幕スーパーで見に行く酔狂な人がどれだけいるのかは結構謎だな。
追記:予告編のうち、実写版サンダーバード、特に2号のぬめぬめした質感にいたく興味をひかれ、なんとなく見に行きたくなる。多分、行く(そしてうんざりするパターンと予言)。
去年見たワーナーの馬映画といい、どうしてネイティブアメリカン(イヌイットはそう呼ばれないのかな)ものが多いように感じるんだろう。ホーンテッドマンションもエディマーフィーの黒人一家なんだが、人口比でいけば、白人のほうが多いのだろうし。
1.輸出を考える(と白人が多いとはいえない)
2.映画を見るのはマイノリティ
3.子供映画を見に行くのはマイノリティ
4.モノガタリが発見できない
まあ、悪くはないかな。っていうか、昼寝をしなきゃならない。
劇場の入り口がわからず少しばかり迷う。
ドアを開けると木(というよりニスっぽい)匂い。縦長の空間。これだよこれ。ピットが深い穴なんでなんとなく感心。やたらと練習しまくってる。こんなもんだっけ? それとも、そういう演出なのか?
以降、ライトモティーフ名は勝手名称。
宇宙挨拶の反−合パターンに痺れる。これだよ。
テセラックみたいな物体がふらふら漂い、黄色いリールが左半分を占める映写室(?)でめがねをかけた禿かつらのインチキ科学者のような3人のノルン。末娘のちょっと太めの人が良かったり。赤いデーモン君の串のようなトゲをぽきぽき折っては地面に串刺し。フィルムを読みながら過去、現在、未来の綱がわり。赤いのは宇宙樹。
黄色と赤でとってもポップ。
そうか、これがトーキョーリングか。
で、歪んだ掘ったて小屋。オレンジにSマークのTシャツ着たブリュンヒルデ。いい感じだ。馬はオモチャの木馬。なるほど、これがトーキョーリングか。
で、ラインの旅。^の白い壁に地図を映し、旅を映写。爆発シーン。宇宙人みたいな女性はなんだろうと思ったら、ジークフリートにも行ってた人から小鳥だと教えてもらう。ふむ。
ちょっと退屈。ギビッヒは羊の頭。なんなんだ?
ピンクの服、ショートカットのグートルデ(単なるキャピギャル)、白い服でやたらノッポのグンター(血筋は良い無能者。巨大医院の若先生ということか)、無精ひげ黒い服のハーゲン(血筋が悪い陰謀家)。いい感じ。ギビッヒのちょっと英雄的なんだがスカスカしたモティーフ。
ジークフリートが^、その手前でハーゲンが客席を向いて手を広げ、逆転の構図でギビッヒの地へ上陸。ヴォータンの槍はルーンが刻まれているから契約を兼ねてるんだっけな?
だが、ハーゲン、役者っぷりは良いのだが、ちょっと声が小さいかも。長い独白で一瞬、気が遠くなる。
ハーゲンは舞台手前のソファに座りつづける。
ヴァルトラウテ。確かに歌はうまいや。声量も。ハーゲンが座して終末を待ち受けるヴォータンとダブる。うまい演出。
隠れ頭巾はジークフリートとグンターの2人組で表現。掘っ立て小屋にブリュンヒルデとともに入るグンター。ハーゲンの向かいのソファに座り込むジークフリート。ノートングは青い板。ちゃんとドアを封印するが、グンターは小屋に入っているからちょっと微妙な解釈。
45分休憩。ここまで最初の世界挨拶以外は別段オーケストラは可もなく不可も無く。ラッパが引っくり返ったらしいが気付かなかった。
アルベリヒは医院での臨終の場。点滴かな。ハーゲンは点滴を止め、枕で顔を押して引導を渡す。びっくり。ジークフリートのミーメ殺しとハーゲンのアルベリヒ殺しという対照を作りたかったのかな。
で、ハイホーハイホーが、陰惨で、やっぱり、このハーゲンはうまい。しかし声はちょっと小さい。呼ばれて、レントゲン技師というか青っぽい服着たのがぞろぞろ。薬を調合するようにして酒をまわし、毒を飲まされたかのごとくのたうちまわり、そのうち1人は担架で退場。
女たちはみんなピンクの服で、グートルデと同じだが、看護婦さんかな。そんな感じ。ジークフリートは以後ワイシャツとジャケット。ブリュンヒルデは黒い服。
3幕。オーケストラが良い。
ラインの乙女。白い水着にトレンチコート。泳ぐと詰め物をしているんだと思うがすさまじく丸い。
回想の歌。鳥の歌がユーモラスな感じ。ミーメが裏切るところで泣きじゃくる。そこで回想の薬(その前だったか?)。
ジークフリートが死ぬところ。舞台手前に倒れ、奥の扉1つ分空いたところに女が立つ。そこににじり寄って行くのが葬送曲。すごくオーケストラが良い。ウェルズングの愛は好きだな。最後は英雄として死ぬのだ。ドンドン。血の流れは赤い稲妻模様の照明。女は現実には大鴉。ジークフリートにとってはブリュンヒルデ。葬送曲が終ると、手前に歩いてきて服を脱ぐと黒い下着姿のグートルデ。という3重構造(という演出だと思う)。
あっさりグンターの首をかききるハーゲン。
黒い竈。ギビッヒの郎党が赤いヤリをボキボキ折ながら焚き付け口に放り込んでいく。
ブリュンヒルデの愛の死。オーケストラ合わせて良いでき。タララララーララーラーのたびにぞくぞくするね。ブリュンヒルデが指輪を地面に置くのを虎視眈々と狙うハーゲン。
ギビッヒの文字が砕けて終末。郎党は折り重なって倒れる。
舞台が沈んでハーゲンとラインの乙女が消える。
ジグソーパズルが嵌め合わさってラインゴールドの復活。最後の1枚を手にして1人の乙女が外から映像に嵌めこむ。
ヴァルハラの炎上は無し。最後、舞台裏の人々で幕。
ライトモティーフのうち、フリッカとかドナーとかのは全然、覚えてないことに気付く。
それにしても、数十年振りだが、やはりオーケストラの音はいいなぁ。
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