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えっとシステムはどんどん複雑になるもんだ。
モノフォニーからポリフォニーへそしてシンフォニーへ。
でもポリフォニーからシンフォニーへの間には逆に妙に単純化された部分もある。そのかわり音はでかくなったな。
でさらにポリフォニックなシンフォニーが出てきたり(マーラーとか)。でポリフォニックが強くなっていくと最後はウェーベルンみたくなって逆に妙に質素になったり。そんな意味ではシェーンベルクの音色旋律とかが出てくる変奏曲が1番好きだったりもしたり。
単層から多層化、そして混層化(今作ったどうでも良い言葉)だ。
ということは、現在は、大体古典主義が始まりかけてるくらいのとこかな。混層化すると親亀の背中に小亀とかマトリョーシカみたく違うといえば違うんだけど結局は同じものがうじゃうじゃある。曼陀羅とかも四角の中に四角の中に四角の中にみたいなもんで、そんな世界だ。複雑なようだけど実はとてもシンプル。スクリアビンがそんな感じだ。音色が異なるから全然別物に見えるけどウェーベルンだってそんな感じだ。結局、奏鳴曲のようなかっちりとした構造が消えて変奏曲にすべてが収斂してしまうような感じ。
原子核を中心にどうしたの上に惑星を中心にどうしたがありその上に恒星を中心にしたどうしたがありというような曼陀羅を漫画で書いたのは手塚治虫だけど。
複雑化するというのは、大抵、同じような構造が大きくなったり小さくなったりして合成されるだけのことだ。たとえば官僚組織なんてそうだな。軍隊とかも。小隊、中隊、大隊。地方自治体、国家、……(まだないね)とか。
ありえないあべこべの世界というギャグをおおひなたごう(だと思うけど違うかも)がTVブロスに書いていた。信号が赤で横断し、車が歩道を走り人間が車道を走る。国境がなくて世界は平和だ。
発散してしまった。
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