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コンビニマンガの「イッキ読み!」というアオリに惹かれて、4日前くらいに7を読んで、3日前に4,5、で昨日ついに6を見つけて読んだ。(というかまとめて置いてあるとこがないのがコンビニマンガだな)
やっと、「最後にはガッツが勝つ」とか、「鷹の団が良い成果を出すにはグリフィスが必要だ」がわかった(書いてあるこたわかるが、具体性を帯びた)。というか偶然なんだが、突然出てきたとこみると、同じくコンビニマンガになってるので読んだんだろうか、とか。どうでも良いけど。
で、おれは、運が良くて、かつなんか左腕のマシンをありあわせでハックしてしまうリッケルトに憧れるわけなんだが(なぜか主役ではない)、そのあたりの心理をつらつら考えるにチームものってのは、おもしろいな。
というわけで、以下におれがぱっと思いつくチームもの(5人以上)を挙げてみる。
・009 (これ最初)
性格付けとか、人種問題とか、南北格差(ということが言われるより前のような)、冷戦(これはいきなり出てくるから意識してる)とかを国連主義と死の商人の戦いとか、武器が人格を持つとか、良くここまで子供マンガに詰め込んだものだ、と石森章太郎の志の高さにたまげるわけだが、子供のころには疑問だったが、なぜ一番完成されているはずの009が最も特殊な能力を持たないのか(結局、パーツ強化と移動速度だけに落ち着いているわけだし)とか。
サイボーグ009 既刊21巻セット 秋田文庫(石ノ森章太郎)
子供のころ、これの単行本を買ってもらっていやになるほど読んだので記憶が鮮明なのだが、どうも最初にブラックゴーストが9人を入手するまでの経緯の部分が一番おもしろかったのは、それほど長くないのだが、個々のメンバーの境遇とか性格とかがその部分だけできっちり書かれてたからだと思う(水滸伝みたいだ)。しかし、006に関しては、ちょっと違うなぁ。大躍進から文革の間の時期にたった一人で農民をしてるわけで人民公社にいたとも思えないし、多分、時空を超えて革命前の農村から連れてこられたんだろう。あと、009があの出自で主人公として暖かく読者に迎え入れられるってところが、当時の世相(いつ、自分がそっち側に落ちるかわからん/運良くこっち側にいるという意識)を反映してると言えるわけで、軍鶏の主人公とは違う。
・レインボー戦隊
全然覚えてないけど、テレビは見てたな。妙な看護婦ロボットがいたような気がする。
・オバQ (正ちゃん、Qちゃん、ゴジラ、木座くん、ミドリちゃん、ハカセのチームはドラえもんとはまたちょっと違ってバランスが抜群。でもこのてのは別にしたほうが話が簡単なのでジャンルを絞ると)
・ヤマト
さすがにこのあたりになると、チームを構成したマンガという意味がわかってくるので、バランスの取り方とかいろいろおもしろく読めた。
(ビーグル号とかエンタープライズとかは、おいておくとして、このあたりまでは博士とか艦長とか大人がいるわけだが)
・漂流教室
これはすごい。が、全部読んでないんじゃないかという気がしてきた。しかも覚えてない。げじげじのお化けが遠くに見えるシーンだけだな。
・ホワイトベース
で、それをもっとプロジェクト管理マンガにしたと言えなくもない。スキル/自信ともに-だったチームが、どっちも+の象限になるまでのマンガ(ブライト視点では)。やはり名作ってことになるんだろう。
・仲町サーカス(ちょっと違うな。ちょっと違うけど、この作家はなんか別格のような気がする)
からくりサーカス (1) (少年サンデーコミックス)(藤田 和日郎)
3〜4程度はわりといくらでも出てくるが5人以上(ちゃんと顔と名前と性格付けが出てくる)というのはあまり思いつかない(忘れたのも多そうだが。ヘルシングの3チームはちょっと違うしなぁ)。
で、結局、たった1人+ロボット3台のこのチームが好きなんだったりして。
ロデムが機械だというところがすばらしいが、暗澹たる気分になる。というか、結局、普通の高校生だった主人公がいかに人間から殺戮機械へ変貌するかというマンガとしか読めない。
ジェズイットを見習え |
お、初のベルセルク側からの反応が。<br>私はコンビニマンガってのは知らないので偶然ですね、きっと。<br><br>でも元の単行本だと8巻まで読まないと該当シーンまでたどり着かなかった気がしますが。<br>ちなみに該当シーンの後に蝕がある、という事まで含めてblogのネタは読んで欲しい所。
いや、わかりますよ、多分。コンビニの4がドルドレイ砦の陥落戦、7がロストチルドレンなので、ガッツの旅立ち−帰還−奪還−蝕は押えました。(たぶん1冊が普通の単行本の2冊の勘定になるのではないかと)<br>「最後に勝つ」のは、グリフィスとの勝負のことですよね? で、山にこもって最強ツール作家の親父のところで修行に励むと(が、しかし、この時点のガッツはこの親父が縛り首になる危険をおかしてまで本当の武器を作るほどの孤高の巨人とまでは気づいていなくて、それを知るのは真に化け物と戦わざるを得なくなるときであった――私はどうも、鍛冶屋とかのモノを作る人を無条件に一番上に置く傾向があるので、当然のようにゴドーは好きなわけだが、そういうことを言いだすとネズミの婿取りみたいになって意味はないわけだけど、それでもリッケルトの左腕とゴドーのドラゴン殺しが無ければ、ガッツもちょっと立ち行かない)<br>>該当シーンの後に蝕がある<br>これは、そうは言ってもグリフィスあってのガッツ、ガッツあってのグリフィスってこと? (それはそうなわけだが)
なるほど、そこまで読んでいるなら問題なさそうですね。<br>リッケルトは嫌いじゃないけど、やっぱり私はガッツかな。<br>前線で泥にまみれる、というのが好きなので。