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あれ? 「やっぱりJava言語仕様なのかな?」と書いているから、言語仕様じゃないのを読みたいのかと思いましたが。
しかも「著者にゴスリン」とか書いているくらいだし。GLSは仕様書を書いたという位置づけだというように何かで見た覚えがあるから、むしろケンアーノルドだと思うし。というか、せっかく書影を張ったのに、「著者について」も読んでないのか。
僕が読んだ(かつ手元にある)のは原書第2版だから、今売ってるのと等しいとも思えませんが(ページ数も半分くらいみたい)、なぜinterfaceかのあたりとかを読むと、Javaの設計方針は明らかになります。引用しとくか。
The fundamental units of design in Java are the public methods that can be invoked on objects.
あとはAnonymous Classesとか。そういえば、柴田さんは木村さんイチオシの「無名クラス」派ですよ。(匿名クラスと訳していないので星1つなんてね)
と思ったら原著がいい加減だったので無名内部クラスに統一した(第4版)とか書いてあるけど。
K&Rは面倒だからいいや(これはそもそも星1評がろくでもない例として挙げただけだから)。ANSI規格を反映したほうが利便性が高いから改訂しただけだと思うし、大学院生うんぬんの評に反応しているのなら(具体例としての翻訳の悪さについて唯一きちんと書いてあるのが、翻訳を学生に分担させて編集者が手直しして監修者が眺めたと書いてある評だけで(これは星1評としては秀逸で、時代感もあるし、提言もあるので良い評)、それ以外の悪い評には有意な情報がないからそう思っただけだけど)、向井さんのHaskell本(当時))や、野田開さんのOn Lisp(訳)はどうなるんだ? っていうかRHGなんて大学生が書いたんだよ(間違いもそれなりに入っているみたいだし)。そんなのまったく内容および本の価値には関係ないね。肩書きや身分で内容が決まるのかなぁ? 小説家じゃないから文句があるのかな。それともプロの翻訳家(戸田奈津子さんとか)だったら良かった?(明らかに変なところはあったように覚えているけど、そういうところは変だからわかるし)とか余分なことを書いたけど、K&Rスタイルのリストを眺める以上の価値は今は乏しいかなぁ(BNFが載ってることとか、格上げ規則が完全に書かれているとか、うるう年の求め方がわかるとかは良い点だけど、上に挙げた秀逸な星1評に言わせると、もっと良い日本語の本があるらしいから、それを読めば良いのだろう)。
あとご存知とは思いますが、原典というか言語作家の思い入れがたっぷりなので僕が知っている(持っている)のは、
クロフォードの80386(わお、プレミア付いてるよ。約3500円だから3倍以上か)
ジェズイットを見習え |
>「著者について」も読んでないのか。<br>すみません。気が回りませんでした。<br>>むしろケンアーノルドだと思うし。<br>その辺も知らんのでした(><)<br>もう一つ、K&Rですが。原書は2nd ed.でANSI対応版ということになってます。<br>これに対する日本語訳が二回出ている。ということです。<br>で、誰が書いた/訳したという話はまさにそのとおりで、K&Rは<br>誰がやったというフィルタをかけなかったとしても、まあねえ。というものかと。
>これに対する日本語訳が二回出ている<br>おお、それは気づきませんでした。言われてみれば表紙の色が最初のに戻っているのは版が異なるからなのですか(消費税対応で変えたからだと思ってました)。すると不思議なのは改訂した新しい翻訳に対しても星1付けているのは、単にアマゾンが以前の評を持ち越しているからということなんでしょうか?<br>と不思議ではあるけれど、どうでもいい話ではありますねぇ。
>むしろケンアーノルド<br>でも、これが実はおもしろいところで、「著者について」にはああ書いてあるけど、僕の手元のやつだとOODと実装のエキスパートで、Unix reviewのC/C++担当ライターとしか書いてないんですよ。というわけでゴスリンがリッチーの役回りでケンアーノルドがカーニハンの役回りなんだろうと思っていました。(だから、「むしろ……」は昨日知っただけだったりして)