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以前買ってそのままにしていたヘンゼルとグレーテルを観る/聴く。
フンパーディンク:歌劇《ヘンゼルとグレーテル》 [DVD](フンパーディンク)
最初のホルン(4本)が、なるほどワーグナーのエピゴーネンなのだなという感じで、ドイツの森ってこういうイメージだなぁと始まる。
ヘンゼル(メゾソプラノ)とグレーテルって、考えてみると、妹がグレーテルだと思っていたが(字幕もそうだが)、グレーテルがお姉さんのような気も。
で、疲れたお母さんが壺を割って子供に当たり散らして、苺を詰みに行かせる(12の月の物語のようになりそうな気になったが、そういう時期ではない)、その直後にランラララーと歌いながらお父さん登場。このメロディーはやたらと印象的。で、その後は森の中で砂男が出てきて眠って、暁の精(妙に魅力的)に起こされて、白昼堂々とお菓子の家が登場。と続く。魔法使いは堂々たるテノールだがおもしろおかしい演技が要求されるので、結構、大変そうだ。ポーキーホーキー。
センダックの美術は大変すばらしい。怖いとおもしろいの絶妙なバランス。
(絵本作家って、自分が子供のときと、子供が子供のときの20年分くらいしかカバーできないので、巡りあわせってのが大きい)
これは楽しい、いいオペラだった。
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