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あるシステムの統合のためにいろいろやっているのだが、どうにもバッチなシステムで、強い違和感を覚える。
バッチのメリットも多少はわかる。やり直しが一括でできるとか、ある時点で一括してバックアップ取れば、一括してその時点の状態をリストアできるとか、とにかく一括だということ。
でも、その一括というのは、たとえば夜中の2時から6時までの4時間をないものとみなすことによって支えられているわけだ(としか思えない)。
したがって、2時までと6時からで別の世界になって、続く4時から2時までが、これがなんだかよくわからない時間となる(一種のジャーナルが作られるということなんだろう)。
こういうやり方の人たちが24H7W365Dなシステムを設計するとしたら、どうするんだろう? やはり2時から6時までのジャーナルを作って、ジャーナルの切り替えという考え方を取るのだろうか?
非力なコンピュータを前提とすると、2時から6時に一括して処理をするというのは危険過ぎる。そこで、常時少しずつ処理していくように考える。ただ、処理が間に合わなくなる可能性も十分以上にある。
そこで、ジャーナルをキューとして利用する。リアルタイムにさばけなければ、余裕があるときにキューから流しつづければ(いずれにしてもさばけないときに溜まることになる)それで良い。リアルタイムとは言っても、擬似も良いところだが。
しかし一括でバックアップだの、一括でどうしただのは、できない。
全体最適化が難しいというのは、こういうところでも真実ではあるな、とか。
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