著作一覧 |
妻が図書館で借りた本を面白そうに読んでいるのでちょっと借りて読んだ。確かに無茶苦茶面白い。
1960年代に女性の下着に革命を起こした人らしい。
その時代の革命と言えばイギリスの(名前忘れた)のミニというのはすぐ出てくるのだが(忘れたけど)、鴨居羊子というのは初耳だった。
色がついたパンティ=スキャンダラスなパンティ略してスキャンティと称したのがスキャンティ(今ではパンティもろとも死語っぽいけど)の語源とはびっくりだ。
で、この本は当時の報道、インタビュー、関係者の回想や当時の言説から構成されたレトロスペクティブとなっている。本当に世の中の価値観って激変するんだな。
特に当時の朝日ジャーナルの記事(聞き書き形式)が面白かった。白い下着というのに対する妄念が形成された歴史的な経緯と、それの打破が実はパラダイムシフトだということを、鴨居はあくまでも製造コストと衛生という観点から説明し、おそらく納得した記者がそれでも読者目線であら探ししていたりとか。というか夕刊紙の冷笑文体そのものなのが(内容とは別にそれはそれで)面白かった。
ジェズイットを見習え |
イギリスのミニって「ツイギー」でしょうか?日本にもやってきた。<br>しかし、スキャンダラスというのは、なるほど納得。
ツィギーはモデルです。
マリークワントでした。
あ、確かに。