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なんとなくLDOCE5のaboutを読んでいたらランドルフ・クワークという人が書いている前書きが、やたらとかっこいい。
いきなり冒頭からこう始まる。
Young people the world over know that English is the most important single tool they need to achieve success in their careers.
訳せばこんな感じだろうか。『世界中の若者はみんな、英語が「キャリアで成功を収めるため」の最も重要な「単一のツール」だと知っている。』
「キャリアで成功を収めるための」「単一のツール」――特に「ツール」と呼んでしまう割り切りっぷりが目から鱗。
こういう言明はこれまで辞書のような(固い)本では見かけた覚えがない。おそらく、日本の英語教育に欠けているものは、まさにしょっぱなに、この言葉を教えるという発想じゃなかろうか(もっとも、現在ではそういう教育をしているかも知れないけど)。
そこでイディオム(用例)ががんがん掲載されているのかも知れない。
(なんとなくプログラミング言語での「コーディング規約」と同じ発想を見た気がしたのだ)
補足
i = 0 while i < 10 foobar i += 1 endとか、ネイティブスピーカーならやらないわけで、普通
(1..10).do |i| foobar endとか、
1.upto(10) {|i| foobar } # この場合iって省略できたっけ?
とか書くけど、世界中の別の母語を持つ人含めた混合チーム用のツールなら、最初の書き方しとけば良いわけじゃん(このイディオム押さえておけばばっちり)という印象を受けたわけ。
ジェズイットを見習え |
10.times {foobar}
ふーん、なるほど。僕も眼から鱗が落ちました(while文)。
timesか。