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浅草の焼肉屋に行ったわけだが、
・ずーぅっと昔、うますぎてもうしわけないっすというコピーの店に入って、えらく客単価が高くて、確かにうまいが(過ぎるとは思わないが)、妙な店だなぁと思ったのだが、まだ営業していて、これが老舗ってやつかなぁと感慨にふけった。似たような時代感を覚えさせる店が渋谷の井の頭線ガード下にあったのだが、こっちは再開発されて廃業してしまったのと好対照だと思った。つまり、再開発されない街という印象だが。
・銀座線への道: ななめに切り欠いた看板が出ている狭い地下への入り口から降りると、たとえば香港のチョンキーマンション(漢字忘れた)みたいな不穏(だが、妙にひとなつこいというか、異様な親密性があるというか、たとえばコンクリの壁に対する横穴住居みたいな飲み屋が何軒かあって、その時、誰か忘れたけど、じゃりんこチエみたいだなぁとか言っていたが、まさにそういう感じだ)な雰囲気の地下商店街で、だいたいそういうところって、天井とかに鍾乳石の胎児のようなものがはえかけていたりするのだが、原始と現代の狭間に生じた断層みたいなもので、通りすがるには好きな感じだ。
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