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家の玄関の扉は電子キーになっているのだが、アンロックボタンを押しても開かなくなっているので、電池切れだと思い、新しい電池を買ってきた。
しかし分解してみると、電池交換を意識していないとしか思えない作りではあった。
まず、開けるための+ネジがメガネ用でなければだめで、おれはメガネ用を持っているが、ふつうの家庭にあるような8本セットみたいなのだと開けられないだろう。しかし、電池自体には大きく型番が書いてあるから問題ないと思っていたのだ。つまり、最初に分解した時点ではそれほど交換を意識していないとは思わなかった(が、細かな部品がばらけるので、あまり家庭向けの仕様ではないなぁとは思った)。
しかし、いざ交換しようとしてみると、電池自体は透明なシールで止めてある。型番がやたらと読みやすいはずで、それは電池自体の刻印ではなく、文字自体がシールに印刷してあったのだ。かくして、そのシールをはがさないと交換できないというところで嫌な予感にざわざわする。
案の定、予感は的中する。いくらやっても鍵は動作しない。
電池切れではなかったのだ。
だが、可動部品としては、ロックとアンロックのボタンくらいしかなく、精密機器だとは思うが、たとえば何かの衝撃が原因となって壊れる部品が入っているとも思えない。
確実なのは、壊れているらしいということだが、さて困ったものだ。
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