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友人が、東芝系の会社に勤めているのに、なぜかガラパゴスを持っていて、それを見せびらかす。
―どうだ、この待ち受けのアイコン群!
うむ、確かに浮かび上がっていておもしろい。が、それほどうらやましくもないなぁ。
―では、写真を撮って見せよう……うむ、失敗した。これが結構大変でタイムラグがあって……
少しもうらやましくないぞ。
というようなやり取りがあったのだが、ちゃんと撮れた写真を見せてくれた。
すげー。
ガラパゴスのふしぎ (サイエンス・アイ新書)(NPO法人 日本ガラパゴスの会)
ちゃんと手前のものは手前、後ろのものは後ろに見える。浮かんでいるものと沈んでいるもの。しかし、すごく気持ち悪い。たとえば、人間の顔といったある程度同じような色温度(か何か、とにかく機械合成のキーとなるファクタ)を平面的にまとめることで差を出しているようなのだ。押絵に似ていなくもない。あるいは、段ボールで等高線を表現して作った立体地図とか。
とにかく、部分部分が妙に平面的なのだ。でも、全体としては遠近感が強力。
うらやましくはないが、すごく(良い意味で)おもしろかった。多分、最初にウォルターカーロスのバッハを耳にしたときとか、そういった感じ。
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